フィン・オールドマン
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ふぃんおーるどまん
TVアニメ「HIGHCARD」の主人公。
CV:佐藤元
やんちゃで明るい17歳の少年。事故で両親を亡くし、孤児院で育ったが、本人はその事故以前の記憶が無い。自分が育った孤児院への恩返しとして、院に定期的に寄付している。
ある日、人生を変えようとしてカジノに行き、そこでエクスプレイングカードの存在とそれを巡ってあらゆる組織によるカードの争奪戦が行われている事を知った上に自身もカードに選ばれた者として、大手自動車メーカーピノクルに雇われるが、同時にカードの争奪戦に巻き込まれてしまう。使用するカードは『♠️2 ネオニューナンブ』。
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こんにちは、人間失格です。 23話後、悪夢をみるフィンの話。 ※読了推奨↓↓↓ すやすやと眠りについたフィンを見つめながら、クリスは柔らかな金色をゆるりも撫でる。 ―――よかった………ちゃんと生きている。 それを言いたかったのはこっちの台詞だ。 フィンがサンガルガノに呑み込まれたと聞いたとき、どれだけ肝が冷えたと思っているのやら。 死んだのかもしれない、と思って嘘だ、と咄嗟に言ってしまった。信じないと言ってしまった。それくらい、取り乱してしまって。 だから、バーストが生きているといったとき、かっこ悪くか細い光に縋りついて、その姿をみたときに心底ホッとした。 もし、あのとき本当にフィンがサンガルガノに呑み込まれて死んでいたら。 そんなことを考えるだけで、なにかが壊れそうだった。 自分はきっとフィンのように泣いて、なんてできない。 悪夢なんて生温い。きっと、フィンの死に際をみてしまえば正気を保つこともできなかっただろう。 そのくらいフィンはクリスの中で特別だから。 ふと、あの日のことを思い出す。 嘘だ、と。 頭が真っ白になって、流れてくる音と現実が頭の中に入ってくるのを拒絶した。 喉の奥が震えて、胸の奥底が子どものように泣きじゃくった。まるで駄々をこねる子どものように聞きたくない、と、信じない、と悲鳴を上げるように泣き叫んで。きかん坊のように、やめてくれ、と叫んで、だめだ、と声を震わせた。 ―――フィンさんが、 そうバーナードから告げられた言葉が、今でも耳にベッタリと残っている。 バーストの見張りとしてバーナードと共に支店に残っていたクリスに告げられた言葉は、真っ黒な暗闇そのものだった。 明るく、元気で、真っ直ぐで。 向日葵のように、見ているだけでこちらを明るくしてくれる相棒。 考えたことがなかったわけじゃない。 こういう仕事だ。 それに、いつだって、ひとが生きていく上で常に隣に死がいることを、それが唐突に現実に牙を向くことを、クリスは誰よりも知っていた。 それでも、いつだってそれを現実で受けとめることは難しい。 『It is only with the heart that one can see rightly. What is essential is invisible to the eye.』 有名な児童文学の一節だ。 心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。かんじんなことは、目に見えない。 だからだろうか。 いつだって、失うことを知ったときにクリスはそれが当たり前にそこにあるものじゃないことを知る。 殺しても死ななそうで、けれどひとと言うのはあまりにも脆くて。 『In one of the stars I shall be living.In one of them I shall be laughing.And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.』 ミシェルを。 エクスハンドを使ってミシェルを助けようとしたときは、それでいいと思った。 自分はミシェルの側にはいなくて、それでもいいと思った。ミシェルがいつか星のひとつを見上げて笑って、くれるなら、それでいいと。 けど、それがどれだけミシェルを傷つけるのか、泣かせてしまうのかを、フィンに助けられてやっと気づいた。 ―――父さんに助けられて、フィンにも助けられて。 ―――ここで行かなきゃ、カッコつかないじゃない。 すべての戦いが終わってから、その話をしたときにフィンから、げんなりとした顔で言われたことがある。 ―――たくさん無理して助けに来てくれたし、別にもういいだろ。 ―――つーか自分はただクリスに生きてほしいと思って、だからそのエゴでやったことだから、感謝されることは一つもねーよ。 それでも、足りないと思う。 それでも、どうしたって救われたと思う。 確かにあれはフィンのエゴだったかもしれない。 もしかしたらミシェルが助からなかった未来も、クリスが助からなかった未来もあるかもしれない。運が良かった。奇跡だった。 それでも、それは全部どうだっていい。 過程なんていい。もしも、なんていい。 ただ、自分は、自分たちはフィンに助けられた。 誰がなんて言ったとしても、その覆せない事実は確かにある。 だからこそ、止められはしない。 きっと、その事実でクリスはフィンに何度だって飛び出していく。 それでもフィンのそれは、ミシェルのときとはまた違っていて。 盾になるのではなく、前に出るのではなく、隣に。 フィンと肩を並べて、これから先を歩いていけるように。 そうなりたいから、返したいのだ。フィンに。 そうやって、フィンと並んで歩く自分を恥じないように、そうなるために。 『To you I am nothing more than a fox like a hundred thousand other foxes. But if you tame me, then we shall need each other.』 「―――本当に、そうなるとはあのときは思ってなかったのになぁ」 そう自嘲するように笑いながら、クリスはすやすやと眠るフィンに頭を預けて目を閉じる。 どうか、この幸せな夜がいつまでも続くようにと、そうらしくもなく、願いながら。 ――― ※23話のネタバレあり! ※めっちゃ捏造 ※最終話後時空で平和な時間軸 ※フィンが弱ってるからキャラ崩壊気味かもしれん! ※真っ直ぐThe主人公なフィンはいない 公式で悪夢みちゃう設定がある子っていいですよね!!(最低)11,520文字pixiv小説作品HCツイッターまとめ2
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こんばんは、人間失格です。 ※24話ネタバレあり ※いろいろと捏造 ※オーディオドラマ未読のときに書きました ※原作とオーディオドラマと違います ※原作汚すな!!オーディオドラマ汚すな!!っていう人は見ないでね ※クリフィンと表記してますが、どちらかというとクリス+フィンのバディ 24話みて、自分勝手ながらフィンに泣いてほしいと、思ってしまった。 フィンはきっともう前を向いていて、歩いていて、だからこそきちんと自分の中で整理をつけていて、覚悟があって、決意があって。そんなフィンがすごく好きだけど、好きと同時に私のエゴが「まだ18やぞ!?泣けよ!!」って騒ぎ立てるんですよ… もうフィンがエゴを突き通したのなら、私もエゴを突き通そうと思いまして!!だからフィンを思いっきり泣かせようと思いました!!!!(最低) 私のかわりにクリスに泣かせてもらいましたけど(最悪) おまけ↓↓↓ 弟が生まれて、はじめてその姿をみたとき、心の底から、かわいいなぁと思った。 ふくふくの顔と手に、まぁるい頬。 むにむにと口を動かしているその姿は本当に愛らしくて、可愛くて仕方がなかった。 『ほら、フィン。お兄ちゃんよ』 そう言って、母さんがフィンを見せてくれる。 ドキドキしながら、そろそろと指を伸ばせばふっくらとした手が自分の指をきゅっと握った。 そのときの感動といったら。きっと二度と忘れることはないだろう。 『フラン、いいえ、お兄ちゃん。フィンのことこれからよろしくね』 『うん!まかせて!だって僕お兄ちゃんだもん!』 ぜったいに守ろうと。 なにがあっても、この身にかえても守ろうと。 そう決めた。 弟のためなら、フィンのためならなんだってできる。 本気でそう思ったし、実際本当にフィンのためならなんだってできた。 だから、そう。 守ろうと思った。 あの地獄のような日から、十年。 やっと会うことが許されて、やっと一緒に暮らすことができるようになって。 嬉しかった。本当に。 でも、きっとそのときにはもう手遅れで。 守ろうと思った。 守りたかった。 でも、自分が思っている以上に、フィンはもう子どもではなくて。 フィンはもう守ってあげるほど、子どもじゃなくて。 ぼんやりとした意識の中で、フィンを見る。 あんなに小さかった子どもが、今はもうすっかり背も伸びて、自分をたすけるために、カードで起こる不幸を止めるために、傷だらけになりながら戦っている。 涙で自分とお揃いのグリーンアイを濡らしながら、残酷な選択を、ちゃんと自分で選ぼうとしている。 ああ、本当に。大きくなったなぁ。 その姿に嬉しくて、黒い騎士に意識を刈り取られそうになりながら、ただ幸せにフランは目を細める。 きっと、フィンにとって今日のことは大きな爪痕になって残るのだろう。 それが少しかなしいけれど、きっと大丈夫だとフランは思っている。 だってフィンには大切な『家族』がいて、愛してくれるひとたちがいて、『帰るべき場所』があるから。 だから、きっと、大丈夫。 生まれてきてくれてありがとう。 僕をお兄ちゃんにしてくれてありがとう。 たくさん、たくさん、愛されてくれて、愛してくれて、ありがとう。 「誕生日おめでとう」 あの日、うぶごえをあげた君の未来にたくさんの幸福がありますように。12,028文字pixiv小説作品彼には手を出すことなかれ。
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