ファイナルファンタジー2のフリオニールとマリアのカップリングにつけられるタグ。
概要
年齢はフリオニールが18、マリアが17(ともに小説版設定)。
孤児であったフリオニールがマリアの両親に拾われ、しばらくしてから養子となったという設定があり、ゲーム本編では語られないが、二人は「幼馴染」であり「義理の兄妹」でもある。
GBA版以降のFF2本編においては
「フリオニールとマリアが祝勝会で手を取りダンスする」
「エンディングでレイラがフリオニールを誘い、マリアが怖い顔をする」
といった、フリマリ的描写が存在する。
小説「ファイナルファンタジーII 夢魔の迷宮」
FF2のライターである寺田憲史の著作、天野喜孝が挿絵を務めている本作においては、より濃密に二人の関係性がフィーチャーされている。
マリアは親友がフリオニールに恋心を寄せたのをきっかけとして、自身もまた義兄を男として意識し始め、やがて遅い初恋を知る。一方でフリオニールも妹の様に思い護ってきたマリアを旅の中で一人の女性として意識して行く……といった展開が描かれている。
偶然マリアが水浴びしている場面(挿絵あり)に遭遇し、覗いて見惚れるフリオニール。
マリアの髪の匂いを嗅いだだけでたまらなくなって悶々するフリオニール。
自身の感情の正体が恋であるとわからずに悩むマリア。
等々…。「幼馴染」「義兄妹」という関係からスタートしたために遠回りする年頃男女の恋模様が見所ともなっている。
すでに絶版だが、フリマリ好きならぜひ手元に置いておきたい作品である。