概要
その見た目から、血石、血星石、血玉石、血玉髄、またヘリオトロープ(heliotrope:太陽を呼び戻す石の意)とも称される。
鉱物としては、細かい粒の石英の結晶が集まった碧玉(ジャスパー)の一種で、赤色や赤褐色の斑点があり、その斑点(正体は酸化鉄)が血を連想させることが、名前の由来となっている。ものによっては斑点が十分に大きく、その部分だけを取り出して真紅の宝石として扱われることもある。
ゴルゴダの丘でイエスの流した血に関わるものとして、古くはキリスト教会の聖像などを飾る材料として広く用いられ、現在では主に指輪などのアクセサリーに利用される。
主な出産地はインドである。