概要
「(アクセル)ベタ踏み坂」という意味であり、登るためにはアクセルペダルを常に深く押し続け、思いっ切りエンジンを回し続ける必要があるとされる。
汎用的呼称ではあるが、始めに使われた江島大橋の登坂部の愛称として専ら使われている。
江島大橋について
鳥取県境港市と島根県松江市の江島を結ぶ。この橋は中海と日本海を繋ぐ水道上に存在し、船舶の通り道となることから、船舶の通行に支障の無い高さまで橋を嵩上げする必要があった。
このため、鳥取県側で5.1%、島根県側は6.1%という急勾配で一気に上昇し水道を跨いでいる。
その江島大橋の江島側(島根県側)から境港方面の急勾配を主に指して、ベタ踏み坂と呼称した。
この坂が有名になり、またベタ踏み坂と呼ばれるようになったのは、「ダイハツ・タントカスタム」のCMから。島根県側の坂を麓交差点から俯瞰した構図で、いかにも垂直の崖がごとく急勾配の迫力で撮り、こんな坂を非力と言われる軽自動車が登っていく、というCMにより、馬鹿に出来ない走行性能を持つ、という宣伝を行った。
実際のCMスタッフも、この坂の迫力に驚き、いかにこの坂をすごく見せるか気を使って撮影したと言う。