概要
CV:村瀬歩
バトルコロッセオの人気チーム「Mighty Numbers((マイティーナンバーズ))」の末弟機、「マイティナンバー9」。
弱らせた相手のXelを吸収し、プログラムを学習、自身を進化させる「変形」 の能力を持ち、この能力を駆使して作中冒頭で謎のウィルスにより暴走してしまった他のマイティナンバーズ達を救出するために奔走することになる。
他のマイティナンバーズの兄弟のウィルスを吸収し、取り除いた後はロックマンのようにその兄弟の能力を使用できるようになる。
兄弟の中では最も最新であり末っ子であるため、感情豊かながらも繊細な心を持つ。当初は戦いに怖気付いてしまうが、大切な兄達と平和を取り戻すために決意を固め立ち向かう。
後にXelを吸収するこの力が彼女を救うカギになる。
Xel
本作における重要な要素にしてベックが操るモノ。読みは「セル」。
本作のロボットを構成しており、ベックは攻撃で弱らせた相手に特殊なエネルギーを纏ったヘッドスライディング「アクセラレータ」でぶつかることで対象のXelを自身に取り込む・ウイルスだけをXelごと分解して正気に戻す・吸収したXelを元にデータを学習して自身を成長させることができる。
ベックは兄達8人の能力を学習し独自に再現することで「変形」の能力のひとつ「リセレクション」を発動、攻撃や移動に転用できるようになる。
ReXelection
ベックの能力のひとつ。読みは「リセレクション」。
Xel吸収による学習で得たデータを元に、ベックの追加能力として発現させベックが各々の姿を模したものに変形し、能力を使用することができる。
ほとんどの攻撃にはエネルギーを消費するが、アクセラレータで吸収した際に回復できる。
今作では兄達8人から得た力を駆使して進むことになる。
ファイアエクスプロージョン
パイロジェンから獲得する能力。
自身を中心に炎の爆発を起こす。チャージにより広範囲かつ高火力になるが、それだけエネルギー消費が激しくなる。
フローズンリキッド
クライオスフィアから獲得する能力。
放物線を描く氷の弾丸を発射し、弱らせた相手を凍てつかせられる。凍った敵は常時アクセラレータ100%なので吸収効率も良いが、若干威力は低い。
エレクトリックシード
ダイナトロンから獲得する能力。
彼女と同じ避雷針ビットを5つ発射、命中した相手に電撃を流す。ビットが付いている敵にはアクセラレータが当てやすくなる。
ストロングチャージ
サイズミックから獲得する能力。
発動時に下半身をキャタピラとし前方へ突進する。威力と距離に優れるが至近距離攻撃かつ燃費が悪いのがネック。
リモートミサイル
バタリオンから獲得する能力。
遠隔で起爆可能な大型ミサイルを放つ。起爆時に発生する爆風は多段ヒットし、複数の敵をまとめて攻撃できる。
ジャイロブーメラン
アヴィエイターから獲得する能力。
癖のある軌道を描くプロペラを発射する。当てにくいが、見かけより威力は高め。
またプロペラを出している間はホバリングが可能となり、空中落下速度が低下するようになる。
スピンスラッシュ
ブランディッシュから獲得する能力。
エネルギーを使わない能力で、装備した刀で近距離を斬り裂いて攻撃する。チャージにより回転斬りと急降下攻撃ができる。
また実弾を叩き斬ることも可能。
リフレクトシュート
カウンターシェードから獲得する能力。
連射性能は低いが地形を跳弾する高出力のレーザーを放つ。かなりの威力で当たった敵をすぐに弱らせられる。
余談
マイティガンヴォルト(ぎゃるガンヴォルト)では
- 『マイティガンヴォルト』/『ぎゃるガンヴォルト』
プレイアブルキャラクターの一人として登場……するのだが、GVとえころには(一応)ストーリーがあるのに彼だけ存在しない。
それもそのはず、当時はMightyNo.9が発売する前だったのである。そのため、同作のボスも後に配信されたVer.2.0.0で追加されたパイロとブランドだけである。
性能としてはバスターショット以外にもヘッドスライディングとアクセラレータ突撃が使える。
- 『マイティガンヴォルトバースト』/『ぎゃるガンヴォルトバースト』
前回の扱いから一転し、GVと並ぶダブル主人公に。
また、前回ストーリーに触れられなかったことを逆手に取ってか、GVとは面識がないことになっている。
彼のストーリーの時系列は『MightyNo.9』本編の後。
ベックの能力を拡張するべく、ホワイト博士により新たなウェポンシステムを組み込まれ、その実験の為に博士が開発した仮想空間へ意識を飛ばすことに。この際いつもの変形能力はロックされており、代わりに様々な武器を使い分けるバレットシステムが使えるようになっている。
しかしボスを倒しても元に戻れず、さらにガンヴォルトを名乗る少年により、データのマイティナンバーズを倒さなければ脱出不可能にされてしまう。
どうにか兄弟を倒し、その先で本物のGVと戦闘になるが、そこへ現れたテセオにより、博士の仮想空間が彼によって書き換えられたこと、さらにGVとの戦いも偽物の自分とGVを使って仕組まれたものだったことが判明する。
GVと共にテセオを倒すも、空間の崩壊に巻き込まれそうになるが、自ら志願してベック救出に向かったコールによって救い出され、2人は無事に意識を現実へと帰還させることに成功。兄弟や博士たちに出迎えられるのだった。
なお、コールのストーリーから、彼女は本編での活躍でベックに感化されて自分から救出に志願した、とされている。
テセオが黒幕だったとはいえ、本作は実質的な本編の続編兼外伝的な立ち位置として見ても良いだろう。
ちなみに、テセオの作ったコピーベックは紫色主体になっており、バイザーを下ろしている(何気にベックがバイザーを下ろしている描写はコイツだけだったりする)。