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センシティブな作品

リーンゴーンリーンゴーン!

えへへっ、幸せの鐘の音、君にも届いた?

ほら、目を閉じて心を澄ませると聞こえてこない?

――フレーバーテキストより

容姿

長い水色の髪に肩丸出しの白ワンピを着た女の子。エンジェルなだけあり背中から翼が生えてたり、頭には天使の輪っかもある。

両手にはトレードマークであるベルを所持している。

また、進化後は一転、赤を基調としたカラーリングになる。

カードとしての性能

「守護」能力を持つものの攻撃力は0で、体力も2コスト標準程度の貧弱な壁でしかない。しかし倒されるとカードを1枚引くことが出来るため、倒されても手札損失がない。

序盤に出せば相手の速攻によるリーダーへのダメージを軽減し、中盤以降でも低コストで相手の攻め手を一手遅らせたり、疾走持ちの奇襲に対する保険をかけることができるので、幅広い場面で活躍した。

クラスがニュートラルのため、様々なミッドレンジやコントロール寄りのデッキに採用されていたが、新カードパックの弾数や、それに伴うカードパワーのインフレを重ねるにつれて、他の守護・ドローソースカードも増加。次第に環境から姿を消していき、第7弾カードパックの実装によってローテーション落ちを迎えることになる。

アンリミテッドにおいては、ニュートラル中心のデッキや、ドローを極端に重視するデッキでお呼びがかかる事があった。

特筆事項

場に出た際は「りんごんりんごーん!」と、元気で妙に耳に残る鐘の音の擬音語を言いながら登場し、また先述の通り様々なデッキで採用されたため目にする機会が多く、記憶に残りやすい。

また、Shadowverseでは攻撃力0のフォロワーでも相手に攻撃することができる。相手フォロワーに攻撃して自害する事で有効なカードを引くのを期待するのは有り得るプレイングだが、特に意味もなく相手リーダーに攻撃することもでき、挑発的行動としてたまに行われる事例が見られる。

特にベルエンジェルの採用率が高かった初期環境では、互いのベルエンジェルが対面して0点パンチで殴り合う(?)光景もしばしば見られた。

2016年10月に初めて実装された「累計BP報酬」では、記念すべき第1号としてベルエンジェルのカードスリーブとエンブレムが報酬として登場した。もはや運営公認のネタキャラである。

同年11月中旬には、遂にベルエンジェルが主役のTVCMがオンエアーされる事態となる。

内容はと言うと、テンション高めのベルエンジェルがシャドバ特有の進化システムなどをPRしつつ、自身のカード(ベルエンジェル)を進化させローウェンの体力を削りきり彼がお馴染みの「お前に負けるなら悔いはないさ…!」の敗北ボイスと共に爆発四散していった…という、ネタ要素しか感じないものである。

その後も公式WEBラジオ「しゃどばすチャンネル」で担当声優の大関英里がゲストとして呼ばれたり、オフライン開催の大型イベント「シャドバフェス」にて「ベルエンジェルのリンゴーン目覚まし時計」なるグッズが販売されたりと、一時期はShadowverseと言ったらベルエンジェル、と呼べるくらいにはマスコットキャラクターとしての地位を確立していた。

リメイクカード

輝く鐘・ベルエンジェル

過去カードのリメイクカードが多数登場した第7弾カードパック『時空転生』では、ローテーション落ちした元のベルエンジェルに代わり輝く鐘・ベルエンジェルとしてリメイク版が収録された。

攻撃力0は据え置きでコストは"4"、体力が"4"と元バージョンの倍に膨れ上がっている。能力も守護を持ってるのは共通でドローの量が2枚と、元バージョンがそのまんまパワーアップしたという趣になっている。

また、相手の場に元のベルエンジェルがいる状態でプレイすると「リンゴンチャーンス!」という謎の特殊ボイスが発生する。

黄金の鐘

時空転生と同じくリメイクがテーマである第13弾カードパック『リバース・オブ・グローリー』では、ベルエンジェル本人は再登場しなかったものの、黄金の鐘という関連カード収録されている。

ベルエンジェルのボイスが付いてるというわけではないが、カードを引くという能力が共通してる他、フレーバーテキストではベルエンジェル本人が喋っている。

「これも鳴らしていいの!?リンゴンリンゴーン!」

――ベルエンジェル

導く鐘・ベルエンジェル

上記の輝く鐘・ベルエンジェルもローテーション落ちし、ベルエンジェルがローテーションから消え去って久しかったその時、第22弾カードパック『災禍を超えし者』のアディショナルカードにて、久しぶりにベルエンジェルのカードがリメイクされて再登場した。

カード名は導く鐘・ベルエンジェルとなっている。

2コスト0/2のステータス、守護能力持ちでかつラストワードでカードを1枚引く能力は初期のベルエンジェルと共通している。もちろん第22弾現在のインフレしたShadowverseにおいてこれで能力が終わるはずは無く、「次に受けるダメージを0にする」を持つ。という、いわゆるバリアを持つファンファーレ能力を新たに得た。

更に進化時能力も追加され、追加でカードを1枚引ける他、「自分の手札の枚数の半分(端数切り上げ)」の数分+X/+Xする事ができる。進化後のステータスはデータ上は+0/+0となる0/2だが、この能力によって実質的に最大+5/+5分までステータスを上昇させる事が可能。進化した際のステータス上昇値は、多くのカードの場合+2/+2である事を考えるとこれは破格の上昇値と言える。

とりわけファンファーレのバリア能力の追加が特に大きい。通常の場合はベルエンジェルを2回攻撃しなければ倒せないため、強力だったり厄介なフォロワーと同時に守護を添える、いわゆる「守護裏」という状況を作れる時に強力な力を発揮する。

単純にカードを引けるカードであるうえにニュートラルなため汎用性が非常に高く、第22弾アディショナル環境では「何にでもベルエンジェル」と言わんばかりに様々なデッキで採用された。第22弾時点では守護やラストワードのシナジーを重視したデッキも存在していたため、そういったシナジー効果を期待できる点も大きく評価されている。

余談だが、バリア能力の「次に受けるダメージ」は0ダメージでもしっかりとダメージ判定になる。そのためバリアを剥がすための結果として、初期のベルエンジェルでは無意味だったベルエンジェル同士が0ダメージで殴り合う光景は普通にありえるプレイになってしまった事と同時に、上述した事から分かるデッキへの採用率によって対戦ではよく見かけがちな光景となっていた。

ベルエンジェル・リア

Shadowverseの続編となるShadowverse:WorldsBeyondのティザーPV(動画時間1:53)には、ベルエンジェル・リアという新カードの姿が一瞬だけ登場している。

2コスト0/3のブロンズレアという部分は判明しているが、現状能力の詳細は不明。ただ、ベルエンジェルにリアという新しい名前が追加されたという地味に大きな情報はある。

カードの詳細

ベルエンジェル

種類フォロワー
クラスニュートラル
レアリティシルバーレア
コスト2
進化前攻撃力:0 体力:2
能力守護
ラストワード カードを1枚引く。
進化後攻撃力:2 体力:4
能力進化前と同じ能力。
CV大関英里
収録セットクラシックカードパック

※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。

※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。

輝く鐘・ベルエンジェル

種類フォロワー
クラスニュートラル
レアリティゴールドレア
コスト4
進化前攻撃力:0 体力:4
能力守護
ラストワード カードを2枚引く。
進化後攻撃力:2 体力:6
能力進化前と同じ能力。
CV大関英里
収録セット時空転生
収録セットクラシックカードパック

※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。

※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。

導く鐘・ベルエンジェル

種類フォロワー
クラスニュートラル
レアリティゴールドレア
コスト2
進化前攻撃力:0 体力:2
能力守護
ファンファーレ 「次に受けるダメージを0にする」を持つ。
ラストワード カードを1枚引く。
進化後攻撃力:0 体力:2
能力守護
進化時 カードを1枚引く。+X/+Xする。Xは「自分の手札の枚数の半分(端数切り上げ)」である。
ラストワード カードを1枚引く。
CV大関英里
収録セット災禍を超えし者
収録セットクラシックカードパック

※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。

※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。

※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。

元ネタ

Shadowverseに登場するカードは、同じCygames繋がりで神撃のバハムートに元となるカードが存在することが多いが、ベルエンジェルの場合「エンジェルベル」というカードが元になっている。

初登場時はボイスが無く知名度も低かった(と思われる)キャラが、後に登場したゲームで一定のポジションを獲得するのは感慨深いものがある。

ちなみにエンジェルベル時代においても、現在二次創作で主流のうざかわいい設定をされることがあった(4コマのバハムート71話参照)。

なお神撃のバハムートのエンジェルベルは、Shadowverseに合わせてか現在はベルエンジェルに改名されている。

TVアニメ版では

2020年4月から放映されたTVアニメ版シャドウバースでは、上述したベルエンジェルの目覚まし時計がアニメ内に登場した。

そちらのコンシューマーゲーム版であるシャドウバースチャンピオンズバトルにおいても、ベルエンジェルの目覚まし時計に関するイベントが登場し、それをこなすと主人公の自室に目覚まし時計を飾れるようになる。

後にシャドウバースFでも登場する事に。なお、Fに関しては中の人がマヤとしても登場している。

グランブルーファンタジー

グランブルーファンタジーとのコラボイベント「Duelist of Eternity」ではSSR召喚石として登場。

加護効果は光属性キャラのHPを20%(最大解放で30%)アップする微弱な効果だが、最大解放で守護(1ターンのバリア効果。バリアのHPは8200からキャラの最大HPを引いた数値になり、最低値は1200)の他に追加された「ラストワード」効果(バリアが攻撃により破壊された場合、ランダムで召喚石1つのリキャストを0にする。この効果は自身も対象となり、また使用済みの再使用不可能の召喚石は対象にならない。)が着目点になる。

2022年12月31日には、実装されたヤチマとの組み合わせが話題となり、TwitterにてShadowverseではなくまさかのグラブルにおけるベルエンジェルがトレンド入りする事態となった。

その動きから、シャドバでされる事は無かったナーフ(下方修正)をされるのではないかという声もあったが、その後同日中に「今後のゲームバランスを大きく損なう可能性が高い」として「再召喚不可」に修正された。

関連イラスト

ベルエンジェルのスペシャルボイスなるものも公開されている。

興味がある人は検索してみよう。

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