概要
『Dying Light』に登場するクリーチャーの一体で、本シリーズを象徴する敵。
ハランウィルスの蔓延によって壊滅した街「ハラン」に生息する、大型個体のゾンビ。
紫外線に弱いハランウィルスの性質を強く受け継いでおり、日中は洞窟や屋内に隠れている。
日が沈むと、獲物を求めて巣を飛び出し、街中を徘徊し始める。獲物を見つけると奇声を上げて仲間を呼び、強靭な脚力でどこまでも追いかけ、逃げられなくなったところを鋭利な爪や顎で仕留める。毒性の吐瀉物を獲物目掛けて吐き出す行動も取る。
バイラル(作中におけるゾンビの呼称)と違い、機動力、跳躍力、腕力が桁外れに高い。
斬撃、打撃も平気で耐えるほか、ステップによる回避、飛び掛りからの即死攻撃も使いこなす。
何より恐ろしいのが無尽蔵に沸く増援で、仮に一体仕留めても、すぐさま後続がやってくる。
まともにやりあっても勝機は無く、すぐに安全な場所まで退避しなければ危険。
弱点として上述の通り紫外線に弱く、UVライトを照射すると怯む。また視覚、嗅覚は別段優れている訳ではなく、探知されても視界に一定時間いなければこちらを見失う。ほか意外な弱点として泳げないため、水中に逃げれば安全にやり過ごせる。
生存者の間では、夜間は外出せず、ボラタイルのいるような屋内や洞窟には立ち入らないのが常識になっている。一方、誰も近づかない故に、ボラタイルの巣には手付かずの物資や貴重品が眠っていると言われており、ボラタイルが出払っている夜間に進入を試みる者もいる。
外見
肌は青白く、頭髪は全て剥がれ、爪は鋭利に伸びている。
身体は筋肉質。通常のゾンビに比べ、明らかに巨躯。
顎が中央から左右に大きく裂けている。
(映画「ブレイド」に登場する「リーパーズ」の外見に近い。)