「な~んちゃって!」
概要
ドラゴンクエストビルダーズ2において最初の島に緑を増やすべく訪ねた「モンゾーラ島」にて出会う魔物。
島を支配する「ハーゴン教団」のモンゾーラにおける副総督。ドラクエ的には「まじゅつし」と呼ばれる魔物であるが、作中で魔法を放つ描写はない。(威嚇で放とうとすることはある。)
モンゾーラにおいて農作物を育てる指南をしたり、主人公に何をするべきかの指示を出してくれる。
島の副総督なため本来はものづくりをしている主人公たちを罰するか滅するかするべき立場にいる人物だが、色々なものを作るビルダー(主人公)に興味を持ち、そのまま拠点に居座って成り行きを見守る。
敵対の意思を見せたかと思えば直後に「なんちゃって」で誤魔化したり、えっちな妄想をしてるんじゃないかと疑われた時は慌てて否定するなどだいぶ人間臭い。
島の住人で大農園を作ることを夢見ているチャコからは「師匠」と慕われることになる。
以下ネタバレを含みます!
最終的には教団の教えである破壊から脱却し、自らもビルダーになると宣言する。ビルダーになったその日の夜に盛大に収穫祭を行うも、その最中に島の総督であるヒババンゴが帰還する。
マギールはヒババンゴに説得を試みるもヒババンゴはそれを一蹴、マギールに今まで作り上げ育ててきた大樹の若木を破壊するよう命ずる。しかしマギールはこれを拒否。ハーゴン教団の教えに逆らったマギールはヒババンゴの会心の一撃を食らい倒れてしまう。
その後、主人公たちが教団の魔物との戦闘の末撃退した後救出されるも既に虫の息状態であり、チャコと主人公達に新たな大樹を一から作ることを助言したのち、町の住人たちに見守られながら死亡した。
「夢を…諦めては……いかん。夢を諦める……言い訳を…探しては…いかん………たった一晩ではあっ……たが……ビルダーに…なれて…ワシは…嬉しか…った…ぞ……」
モンゾーラ島のハーゴン教団のNo.2にもかかわらず、そのおちゃめな言動とものづくりを許容する姿勢のため今作に登場する魔物の中でも人気が高い。
ちなみにビルダーに対して興味を持っていた理由が、枯れたかつての大樹がある離島の地下にメモとして記されている。それによると主人公に会う以前からハーゴン教団の破壊の教えに疑問を感じており、物作りに興味を覚えていたのが窺える。
ハーゴン教団の大幹部である三神官の一人ジゴックは彼の師匠であり、後に破壊天体シドーにて主人公に加勢した。
念の為言っておくが、かんごく島にマギールと瓜二つの姿をした副獄長がいる。だが彼は決してマギール本人ではないので誤解しないように。