概要
本作の舞台の乙女ゲーム『天使の加護は貴方と共に』(略して天カゴ)の正ヒロイン(メインプレイヤー)。ピンク髪の前髪無しポニーテールに緑眼で百合かハイビスカスに似た髪飾りが付いている。
生まれつきの聖女の力を持っていた平民育ちという設定で、悪役令嬢のルナリアとは敵対している。
本作では悪役として書かれているため念のため注意。
転生者としての正ヒロイン
極度に本作のゲームをやり込んでいたごく普通の女性(おそらくは女子高生だと予測)。
交通事故で死亡したため、本作のゲームに転生。以降乙女ゲームのヒロインとして幼少時代を過ごし、本作のメインエンドである王妃ルート到達を目標に前世の知識を使って攻略していたが、一向に宿敵であるルナリア・イル・フォン・ソルフェージュからの妨害が来ないことに違和感を持ち始め、ルナリアもまた自分と同じく憑依転生したと推測。
すぐさま他作品に出てくる憑依転生したメインヒロイン同様、現実をゲームのシナリオ通りにすべく躍起になり、やがて本来の正ヒロインからかけ離れた悪行に手を染めていく。
なお漫画版では苛烈な一面が描写されており、気に入らないことがあるたび憂さ晴らしに自身の使い魔を魔法で虐待をするなど、彼女の望む聖女像とはかけ離れた行動をとっている。
ルナリアと婚約関係である王太子・デイルを横取りするのは本来のルート通りだが、自分を聖女として熱狂的に崇拝する女子生徒・サリーナを丸め込み汚れ仕事を与えて引き立て役にし、自身は聖女として周囲から称賛を浴びるよう立ち回るなど非情かつ自己中心的な面が目立つ。
更には彼女が失敗した際には、前述の通り崇拝し慕ってくれていたにもかかわらず、影で罵ってもいた。
そしてクライマックスである夜会イベントにてルナリアを追い込むため、デイル以外の攻略対象者たちに禁術である「黒魔術」を使い記憶を操作。
自分の目的のために手段を選ばない狡猾な形でルナリアを排除しようとするが、当のルナリアからは「偽の記憶を植え付けてもわずかな綻びから破滅に繋がる」と看破されている。
関連タグ
ピナ・ブランシュ:悪役令嬢の中の人こちらも似た復讐劇。無償の寵愛を得るために様々な策略を巡らす正ヒロインに転生したゲスイン。
エイミー:町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたいの正ヒロインであるがこちらもゲスな転生者が転生しているため、上記のキャラクターと同じである。容姿の髪色などが似ている。