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我こそが主ッ!


概要編集


サービス開始当初から存在するユニットで、最序盤からでも簡単に入手できる光属性、剣ユニット。

光の時代の人間で騎士王アルトリウスの部下でありアルフォンスの上司、アルトリウスの部下であるアレクセイとは同じ村出身の幼馴染。

レア度は低く、性能も騎士王アルトリウスの下位互換であるが、ロードラ全体のストーリーにおいて非常に重要な位置を占めている為、コモンユニットながら非常に存在感のあるユニットの一人。


ユニット名ミハエル
No.055
武器
属性
レアリティ☆☆
パーティスキルなし
なし
アクティブスキルキュアⅡ
ライフを5000回復します


ユニット名ミハエル・ヴァイス
No.60
武器
属性
レアリティ☆☆☆
パーティスキルヒーリング・サポート
パーティーの全ユニットの回復力が10%上がります。(重複可)
アクティブスキルセイント・キュアⅢ
ライフを10000回復します

ユニット名[聖将]ミハエル
No.195
武器
属性
レアリティ☆☆☆☆
パーティスキルヒーリング・マスター
パーティーの全ユニットの回復力が20%上がります。(重複可)
アクティブスキルセイント・キュアⅴ
ライフを18000回復します。



カットイン編集


ミハエル

  • 我の敵ではない!
  • 我が名を刻め!

ミハエル・ヴァイス

  • 我に敗北はない!
  • 我が剣は主がために!
  • 忠誠の恵みを受けよ

[聖将]ミハエル

  • 逆らうのか、貴様?
  • 我こそが主ッ!
  • これが主の慈悲だ





ストーリー編集


ミハエル

同郷のアレクセイと共に、数年前に王都へとやって来た青年騎士。国家資格の中でも最難関とされる王国騎士の資格試験に、いとも容易く合格した若き天才。ただ天才ゆえに、自分よりも要領の悪い者の気持ちが理解できず、周囲との衝突は絶えない。


ミハエル・ヴァイス

その才能を十二分に生かし、騎士団長へと昇進したミハエル。その才覚で王国騎士団を率いるだけで無く、内外の政治にも口を出せるほどの立場となった。そんな彼の強引な手腕は、たびたび現在の王アルトリウスと対立しており、今、国は二つの派閥が対立する構造となっている。


[聖将]ミハエル

その悪魔と呼ぶに相応しい頭脳をもってして王国の全実権を握った将軍ミハエル。何重ものワナを張り、自身の行く手を塞ぐ邪魔者を、必ず社会的かつ物理的に亡き者にしてきた彼がその最後の締め括りとして標的に定めたのは、現王アルトリウスであった。


アクセサリー編集


ミハエル

聖邪の王冠ミハエルが欲す王都に伝わる至高の秘宝。
ライフ1%UP、闇エネミーに有利な効果を発揮。

ミハエル・ヴァイス

聖邪の王冠+手にした者に永遠の栄光を約束する王冠。
ライフ2%UP、闇エネミーに有利な効果を発揮。

[聖将]ミハエル

聖邪の王冠++手にして叶い、死が栄光を永遠に刻んだ。
ライフ3%UP、闇エネミーに強力な効果を発揮。



ユニットとして編集


最序盤からでも入手できるユニットであり育成も楽なため、回復スキル持ちのユニットや強力な剣ユニットが居ないならば、中盤から後半に差し掛かるまでなら十分活躍してくれる。

しかし上位互換のユニットが多く、剣ユニットは強力なユニットがドロップで入手しやすいため、終盤のクエストであえて編成するには多少の愛が必要。

ただしチャレンジ目標にレア度制限のあるエリアでは回復力に影響しない回復スキルはとても扱いやすい為、レベル上限が高いこともあり十分活躍してくれる。

アクセサリーも作りやすい割りに扱いやすく優秀なので、育てる価値は十分ある。



人物像編集


恐ろしいほどの天才で悪魔のような頭脳を持つが他人の気持ちを理解できず、目的の為には手段を選ばず非常に計算高い野心家。

田舎村の出身だが若くして国家資格として最難関の王国騎士の試験に合格した後、瞬く間にその頭脳と才能で登り詰め、最終的にアルトリウスを失脚させ王国の王となっている。

また、イベントや新たに追加されたユニットのストーリーで、ドラゴンを兵器として改造したり咎人の抹殺を密かに命じたり等、様々な策略をめぐらせ暗躍していた事が明らかになっている。

生涯で他のユニットに行った彼の悪行は非常に多く、わかっているだけで


・アルトリウスを失脚させる為に、自身の故郷にロザリィから盗んだ竜化剤を撒く

→ 竜化症に苦しみ錯乱した村人がアルトリウス一行を襲い、アルトリウスを庇ったエンゼリカを殺害

 己の正義を見失ったアルトリウスは暴走し村人全員を殺害、アレクセイも死亡


・王族への復帰を餌にアルフォンスをこき使い苛め抜く

→ 自身が王となる為の踏み台にアルフォンスを利用する、一応騎士団長へ出世はさせるが王族復帰の約束は果たされず


・エンゼリカを蘇生しようと機械化処理を施したロザリィを竜化剤の口封じも兼ねて処刑

→ 機械化したエンゼリカ(ASmk-2)は暴走しアルトリウスを殺害、二人の魂は魂の塔に幽閉され永遠に彷徨う


・ロザリィに関する情報を真実を捻じ曲げ邪悪に改変、危険人物に仕立て上げる。

→ 捏造された禁書ローザが誕生、ロザリィの娘ノーラは母の人物像を誤解したまま贖罪の道へ


・真実を捻じ曲げた事に気付いたカイトを暗殺。

→ 世間のロザリィへの間違った認識がその後数千年も受け継がれていく


と、彼に関わったユニットは尽く非業の末路を迎えている。

また、これらの所業はその後数千年に渡って影響を及ぼしており、その殆どが悲劇の原因となっている。

尚、ミハエルは妻を処刑された部下、アルフォンスにより戴冠式のその日に城の中庭で殺害され、アルフォンスもその場で兵に処刑されている。

そしてこの二人の死により光の時代は幕を下ろし、闇の時代へと移り変わる。


後の時代に及ぼした影響編集


・竜化剤の散布により世界に竜化症という重篤な病が発生する。

ロザリィは処刑される前に解決策として娘のノーラの血にその血が竜化症のワクチンとなる細工を施すが、これによりノーラ、及びその娘のカルマは血の業と重い運命を背負うことになる。

またミハエルのばら撒いた竜化剤は帝国に渡り実験に使用され、被害者たるユニットはその周囲の人間ごと凄惨な状況に陥る。

また三千年後の虹の時代でも、物語の重要人物が被害にあっている。


・ミハエルの死後王国の過激派がミハエルの遺した思想や技術を利用し帝国を設立、帝国の作り出した兵器により闇の時代は滅亡。

帝国の作り上げた兵器Vは様々な時代で悪影響を振りまいた。

また虹の時代においても帝国は非道な実験を繰り返し、多くの犠牲者を生んでいる。


・子孫であるイザベラはミハエルの『我こそが主』という思想を受け継ぎ、王国を乗っ取るために様々な計略でマリア達を陥れ、最終的に大災厄を巻き起こした。

そのためプレイヤーの行動している虹の時代において世界崩壊の危機を迎えた原因の原点は、ミハエル自身であるとも言われている。


これら数千年に及ぶ影響だけでなく、アルトリウスとエンゼリカの末路や、ミハエルに冷遇されながらも自らの手で幸福を掴んでいたアルフォンス及びその妻ロザリィへの仕打ちなど、善人であるユニット達の人生を尽く踏みにじったことから、野心家で冷血、残酷な人物という描写が際立っており、ロードラ屈指の悪人と評されていた。

外見も最初は白と金の騎士らしいカラーリングの服装だったが[聖将]ミハエルでは刺々しく邪悪さを感じさせる姿に変貌し、より一層悪党としてのイメージを強調している。

しかし……




『劣王』ミハエル編集


ユニット名[劣王]ミハエル
No.1312
武器
属性
レアリティ☆☆☆☆☆
パーティスキルトリプル・サポートⅡ
パーティーの全ユニットのライフ、攻撃力、回復力が10%上がります。(重複不可)
リミットスキルロイヤル・プリズム
ライフを回復、パーティーの防御力上昇、ダメージを与えライフを全回復する事が可能。(溜まりやすさ:中)
Lv1 ライフを回復力の50%ほど回復します。
Lv2 戦闘中受けるダメージを物凄く(20%)減少させます。(重ねがけ無効)
Lv3 攻撃力500000で攻撃し、パーティーのライフを全回復します。

ユニット名[傷王]ミハエル
No.1313
武器
属性
レアリティ☆☆☆☆☆☆
パーティスキルトリプル・サポートⅴ
パーティーの全ユニットのライフ、攻撃力、回復力が18%上がります。(重複不可)
リミットスキルロイヤル・プリズム
ライフを回復、パーティーの防御力上昇、ダメージを与えライフを全回復する事が可能。(溜まりやすさ:中)
Lv1 ライフを回復力の50%ほど回復します。
Lv2 戦闘中受けるダメージを物凄く(20%)減少させます。(重ねがけ無効)
Lv3 攻撃力500000で攻撃し、パーティーのライフを全回復します。

カットイン編集


[劣王]ミハエル

  • 貴様の道を我に捧げよ!
  • 我こそが王ッ!
  • 王にひれ伏せ

[傷王]ミハエル

  • 此処に立つのを誰が許した?
  • 我こそが主ッ!
  • 頭を垂れて地に伏すが良い

v5.8.0にて追加されたユニットで、期間限定のイベント『頑張れアルフォンス』のリメイクイベント『GD4001 七の月』のボスドロップで入手できる。

従来のミハエルとは外見が大きく変更されており、刺々しくどこか邪悪さを感じるイメージはそのままに、スマートで気品と威厳を感じさせるデザインとなっている。

メインイラストはこの劣王ミハエルの姿である。

複数入手可能なドロップユニットとは思えない破格の性能であり、リミットスキルも非常に強力。

耐久に特化しているが、リミットスキルのLv3により火力にも貢献できる。

アクセサリーも中々に強力と、隙の無いユニットである。

進化後は対となるユニット[優王]アルフォンスと同じく[傷王]となり、傷つき血塗れの姿になる。


アクセサリー編集


[劣王]ミハエル

龍樹の一花永遠の誓いの、証たる花
ライフ1200UP。

[傷王]ミハエル

龍樹の一花+永遠の別れの、証たる花
ライフ1400UP。

ストーリー編集


[劣王]ミハエル

類稀なる才を振るい、王国の全てを勝ち取った、現・国王。或る日の朝、彼は約束を果たすべくその場所を訪れる。硝子を通し朝の陽が振る塔の最上、咲き誇るのは龍樹の花。やがて摘まれた一花が、彼女のその手の冷たさと共に、ミハエルの手へ受け渡される。そして誓いの証とも、或いは永遠の別れとも、そのどちらともいえる笑顔を浮かべ、彼は其処から去っていった。


[傷王]ミハエル

非凡な才を持った彼は、いつからか、非凡ならざる歩み方を忘れた。道に立ち塞がる者あれば、手段を問わず闇に葬り、己の道の起首たる故郷は、旧友もろとも躊躇無く消し、己の道を、共に歩むと決した者は、ただただ無情に捨て去った。しかし、知と理と業を尽くして拓く、王と言う名の彼の道に、やがて一人の騎士が立つ。そして騎士の槍は、道もろともに魂を砕き、一人の王の歩みは止まった。



ミハエルという王編集


野心家、冷酷、様々な悲劇の原因と、決して人間的な面での評価は高くなかったミハエル。

しかしとあるユニットのストーリーに登場した彼、そしてイベント『GD4001 七の月』にて追加された新規ユニットとしての彼のストーリー、及びイベント中での台詞により様々な考察がなされるようになり、その評価は大きく揺らぐ事になった。


(以下は幾つかの推測も含みます)


・通常ユニットのミハエルのカットイン等から、最初からアルトリウスを陥れるつもりで騎士になった訳ではなく、当初は一人の部下として彼なりにアルトリウスを思いやって行動していた様である。

アルトリウスの掲げる正義は英雄として賞賛を集める一方で危うさも秘めており、アルトリウスを最も慕うエンゼリカ自身も、表には出さないものの危惧していた。

彼自身もまた、当初はアルトリウスがその異常なまでの正義心で暴走することのないよう、気遣っていたと思われる。

後にアルトリウスと対立した理由もそこにあったことを、アルフォンスと対峙したミハエル自身がそれとなく言葉にしている。


・ミハエルは事実を歪め真意を隠しこそすれ、基本的に嘘は吐いておらず、アルフォンスを王族として復帰させる約束も当初は守るつもりだったと思われる。

しかし獄炎竜討伐の依頼時、アルフォンスが自分の家族だけは護ると決意した、という言葉を聞き意味ありげな沈黙を残しており、討伐を成功させたアルフォンスが王国に帰還する直前にロザリィは囚われ、数日後に処刑されている。

アルトリウスを失脚させ、自身に逆らわないよう徹底的に上下関係を植えつけたアルフォンスを王族に復帰させ、傀儡の王に仕立て上げ裏から国を動かそうという目論見があったものの、国ではなく自分の大事な物を護ると取れる言葉に、王族としての自覚や覚悟がないものと失望した、とも取れる。


・私腹を肥やし続ける老臣や無能な上司を自ら排除したという言葉を呟いており、私利私欲や野心から王となることを望んでいたのではなく、あくまで政治を真っ当にするために王になろうとしていたことを窺わせている。

アルトリウスが健在の時からミハエルに付き従える存在が居ること、ミハエルの統治自体の問題点や不満などが少なくともプレイヤーの目に届く範囲では一切記録に無い事から、実際王としては至って真っ当であった可能性が高く、政治面でも賢君であったと思われる。

アルフォンス自身、ミハエル殺害の動機はロザリィの遺志を継ぎこれ以上の悲劇を防ぐことであり、ミハエルの統治そのものに反発した訳ではない。


これらの他、とあるユニットのストーリーで登場したミハエルの様子、及びそこから繋がるであろう劣王のストーリーで、決してミハエルが人間らしい情を持たない冷徹なだけの人物ではなかったことを窺わせている。

またアクセサリーの実装で幼馴染であるアレクセイに手作りのお守りを渡していたこと、アレクセイが最後までそれを大事にしていたことが判明しており、昔から非情であったわけでも、お互いに思い合える存在が居ないわけではなかったことも明らかになっていた。

これらのことからミハエルは決して非道な悪人ではなく、彼もまた自身の正義と信念に基づき国を導こうとした、一人の英雄だったのでは、という評価がなされるようになった。

ただし、彼自身の所業が多くの人間の人生を踏みにじり、彼の意図した事では無いとはいえ数千年をかけて多くの悲劇を巻き起こす程の遺恨を遺したという事実は、決して消えることは無い。


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