概要
「ミラーリングひろし」とは、ツイフェミの理不尽な発言をミラーリングしてクレヨンしんちゃんの野原ひろしに言わせる論法である。
発端は2024年9月27日のひよこ氏のツイートになる。
しんのすけ、今日から父ちゃんは''専業主夫''になる。なんでも専業主婦は「年収1000万相当」らしいからな。辞表はもう出してきたし、父ちゃんの年収は今日から''倍''になった。みさえ、何泣いてんだ早くパートに行ってこい。
(原文ママ)
上記の内容の細部細部は今まで散々ツイフェミが強く主張してきたことであり、これを一般的な会社員として知られる野原ひろしに代言させることで、その矛盾点などを明るみに出すこととなり、このツイートは12万いいねを記録することとなった。
重要な点
専業主夫になる
高度経済成長期で男性が仕事に追われる一方、女性はベビーブームに伴う育児の繁忙化やPTA活動の勃興により、男女の役割分担がくっきりと表れるようになった。そうした中で「女性の家事も大変である」との主張が高まってくることとなった。さらに男女平等が叫ばれることとなり、これも上述の主張に拍車をかけることになる。
しかし、この時点では「女性も大変である」である。これがのちに「女性の方が大変である」と変化してしまった。このことに関しては、
・両方を経験するする人の母数が少ない
・少ない母数のうちでも個人差があり、さらにバイアスが介在する
という点で数値的な比較は難しいであろう。
男女論が絶えないTwitterではツイフェミによって「専業主婦の年収は1000万円に相当する」(疑わしい部分も多いが説明は割愛)という主張が利用されることがあった。上記のようにお互いが両方を経験できない状態であったため、この主張はツイフェミにとっての恰好の先制攻撃の武器となったのである。
「家事という年収1000万円に相当する大変な行為は称賛に値する」
「しかし男性側は(一般的には)体験することはできない」
という二重のバリケードのうち後者を、「ミラーリングひろし」は強引にぶち破ったわけである。
これによってツイフェミは、文中でひろしが行っている家事について、
「家事という年収1000万円に相当する大変な行為は称賛に値する」
という、自分たちが利用していたバリケードに自ら直面することとなった。
みさえ、何泣いてんだ。早くパートに行ってこい。
みさえが泣いている理由は明白である。
ひろしの会社員としての仕事も一家を支える重要なものであり、ひろしが辞表を出してしまえば家計が傾いてしまう。
「早くパートに行ってこい」
そして、家計を支えるほどの給料をひろしの代わりにパートで捻出することは非常に厳しいことも明白である。
Twitterでは、ツイフェミによる「女性の家事の方が大変である」「男性も家事をするべきだ」という発言を目にすることがある。しかしこれは、「そもそも女性の家事の方が大変とは限らず、昨今の風潮で押し切られた面が大きい」、また「男性の仕事もまた、家計を支える大切なものである」「男性もまた労働で苦労している」という点を無視する発言に他ならない。さらに、「男性も家事をするべきだ」とは言うが、「女性も仕事をするべきだ」とは言っていない。
これが、ミラーリングひろしが浮き彫りにしたツイフェミの発言の矛盾点である。
注意点
言うまでもないが「クレヨンしんちゃん」ではそうした軋轢や事件は存在しない。みさえはツイフェミではなく(しんのすけとひまわりの行動に手を焼きつつも)家事に関して理不尽な苦言を呈することはない。ひろしもアンチフェミではなく、家計のために激務をこなす(靴下が臭いことなどを除いては)模範的な会社員であり、夫婦円満な家庭である。
くれぐれも、濫用しないよう慎重に扱うべきである。