概要
ムラムラとは、押さえきれない感情のさまを表した言葉である。
もともとムラムラは「ムラムラと腹がたってきた」といったように、主に込み上げてくる怒りを表す言葉として使われたが、次第に押さえきれない欲情や色情を指すようになり、近年は主に後者の意味で使われるようになった。
ただ欲情を表すオノマトペとして使われるのも、現代では性犯罪の報道において、被疑者の動機に関する供述内容をぼかして表現するときにほぼ限られている。
報道以外の文章や日常会話では、報道のテンプレートとしてネタ的にオマージュした文脈を除いてほぼ見かけない、特異な表現である(同様の位置づけの言葉として「むしゃくしゃして」「カッとなって」などがある。)
また『群群』と書き、人が群がるさまを表した言葉としても使われたが、現在この意味での使用はほとんどない。
(日本語俗語辞書より一部引用)