概要
『メランコリック・ドリィムタワー』とは、同人サークル「銀灯」による全年齢BLゲーム。
2011年8月12日に頒布が開始された。
2014年12月以降サークルの活動休止に伴って一時頒布が停止されていたが、2016年9月から期間限定でDL販売が再開された。
続編兼関連作としては、長編『パラレルワールド・インザドリィム』のほか、MDT藤堂直人ルート後の短編『スプリング・メロウ』が、パラドリの関連作として御影ルート後の後日談『六月の毒』がそれぞれ公式サイトにて無料でDLできる。また、公式によるTwitterネタバレ振り分けアカウント(「mdt総合ネタバレアカウント」)ではパラドリのIF短編がDLできる。
ストーリー
ある日突然不思議な塔のそびえる見知らぬ世界へと呼ばれた篠崎一夜は、やはり見たことのない男に「塔の最上階にいる、囚われの姫を助け出して欲しい」と要求される。
一夜はそれに従う他なかった。現実世界へ帰るためには姫を助けるしかなかったからである。
そして一夜は同じく塔に呼ばれた住人達と姫を助け出す道を探ることになる。
……帰って、自らの命を絶つために。
登場人物
篠崎一夜
主人公。ある日突然塔へ呼ばれてしまう。
素直で行動派、白黒はっきりつけたがる性質だが、それを他人に強要はしない。
とある理由から命を絶つことに固執しているが、それを除けばごく普通の高校生。
ラグ
一夜を塔へ呼んだ張本人。塔の管理人であり、姫の従者を自称する存在。
一夜に対し塔の最上階にいる姫を助けて欲しいと要求する。
自分勝手であまり人の言うことを聞かない性格で、そのせいか人を思いやる事に関しては少々不器用。会話は大抵一方的。
一階部屋の住人。
物事への関心が薄く、人付き合いも得意としない性格。ただ一夜には比較的協力的。
唯一の趣味が音楽で、弾くことも聞くこともしていた。
塔ではラグに聴力と声帯を奪われており、相手の言葉を文字として視認、空中に文字を書いて会話する。
二階部屋の住人。
基本的には真面目だが、時に打算的。少々変わり者で、今回の件を予測を立てて楽しんだり、相手を弄ぶようなことを言ったりする。
物心ついて以来世の中に飽きを覚えており、暇さえあれば本を読んでいた。
塔ではラグに視覚を奪われた。
秋山咲人
三階部屋の住人。
楽観的でポジティブな性格であり、割とマイペース。自らの信念に沿って行動する。
一夜の自殺を食い止めようとする反面、協力的でもある。
「色」に特別な愛着を持つが、塔ではラグによって最低限にまで色を奪われている。
古賀瑠璃香
四階部屋の住人。
男性恐怖症。且つ同性の先輩に思いを寄せている。
どちらかというと引っ込み思案だが意志は強く、きっぱりとした言行を辞さない部分も。
塔では特に奪われているものは無いらしい。
多田野仁志
一夜の同級生で親友。
大抵ノリが軽く冗談も多いが意外としっかり者で、冷静で鋭い一面も。
塔との関わりはない。
篠崎小夜
一夜の妹。元気な少女で若干人使いが荒いが、兄妹仲は割と良い。
城崎陽菜
一夜の先輩で瑠璃香の想い人。
のんびりした性格で前に出る方ではないが、押しの強さも持ち合わせる。瑠璃香とは仲良し。