「あなたに幸運があらんことを」
人物
貴族、ドレヴィス家の令嬢。
一年前、病気で亡くなる。
夫との馴れ初め
ああーーきっとこれは恋なのだと。
※小説より引用※
ドレヴィス家が有する避暑地の別荘に来ていた当時13歳の彼女は、暇潰しに森を散策しているとある一人の男に出会う。それが、後の彼女の夫である、ヨハンだ。彼女はそんな彼に一目惚れし、別荘に送ってもらうその途中で彼に殺されかけてしまう。
だが、彼は彼女を殺そうとする寸前、何かに怯えたような顔をし、逃げるようにその場を去っていった。
(詳細はヨハン・ドレヴィスの記事へ。)
ドレヴィス家の別荘のある森で殺されかけた、それが馴れ初めである。
ネタバレ*
一連の怪事件を引き起こした黒幕。
娘を人形にする事を反対したため殺害されていた。死後、『呪いの力』により夫の実験で犠牲となった亡者を蘇らせて手駒にし彼を闇の世界に連れて行こうとする。夫に殺害され悪霊と化したまさに悲劇の母親…
のはずだった。
本性はとんでもない秘密を隠していたマッドマザー。
実はアヤが夫と同じ殺人鬼に堕ちる事を家族の誰よりも望んでおり、その兆しが現れた事を喜んでいる。
アヤを人形にして愛らしいままに留めたがる夫に反対したのも、闇の世界でアヤが死ぬ事を良しとしなかったのもアヤが殺人鬼と化す姿を望んだためであった。
また、殺人鬼としての夫を愛しており、彼に殺されかけた事で一目惚れしたというイカれた馴れ初め。かなり嫉妬深い性格だった。