「あたしは…ペジテのラステル。積み荷を…積み荷を燃やして」
概要
CV:冨永みーな
ラステルとは、『風の谷のナウシカ』のキャラクター(画像右)。
ペジテ市がトルメキアに侵攻されて、トルメキアに向かう大型船に乗っていたところ、蟲に襲われて風の谷に大型船は墜落し、その犠牲となった。
両手を手錠のような鎖に繋がれていたことから、ペジテの王族とはいえ、敗戦国の捕虜として無理やりトルメキアに連れていかれたと思われる。
ちなみに手当てをしようとしたナウシカがラステルの胸元を見て厳しい表情をしたのは、宮崎駿監督が「ラステルは鉄骨で胸が押しつぶされていた。」と述べている。
死の間際、原作版ではナウシカに巨神兵の秘石を渡し、映画版だと積み荷の巨神兵を燃やすように頼み、ナウシカから「みんな燃えた」と聞いて、安心したように息を引き取っている。このことから巨神兵の恐ろしさを知っていて兵器として使用されるのを危惧していたと思われる。
ちなみに映画版の後半で、ペジテの女性がナウシカに着せた服はラステルのものであり、王蟲の子を人質にしていたペジテの青年は無抵抗で突っ込んでくるナウシカを見て「嫌だ……ラステルさん!」と呟いていた。
ナウシカをラステルと重ねた青年が撃つのをやめた様子から、ラステルが市民に慕われていたことがうかがえる。