概要
シオンとエマが儀式のために訪れた辺境の地アンドラで出会った女の子。自称「イケイケの魔法少女」。
神泉ルナの付近の「悪魔の樹海」で一人で暮らしている。いわゆる野生児で、食欲旺盛でケンカっぱやい。根は素直かつ仲間想いで、年相応に甘えんぼうな一面も。ずっと森で生活してきたため勉強はできず、数字も30までしか数えられなかった。
髪型はトリプルテールで、普段はカボチャの被り物をしている。
元いた村では神泉ルナの水を浴びた母から生まれたという理由で迫害されていた。
「魔法を使えれば人気者になれる」と考えた彼女は村の書庫から勝手に儀式書を盗み出し、掌喚魔法を習得する。しかし、あまりにも強力な魔法だったため、村人たちからはますます疎まれるようになってしまう。
更に、村では5年周期で活発になり不作などの災いをもたらすルナへの人身供儀が今でも行われており(外部の者から見れば根拠のない迷信)、その生贄に選ばれる。
このときに村人から聞いた「イケニエ」を「イケイケ」と聞き間違えたのが前述した自称の由来。この間違いにルーは気づかないまま育ってきた。
儀式を妨害しようとしたゾディアとガーネットからイケニエの真実を知らされるも、彼らを身を呈して足止めし、シオンたちの仲間に加わる。
仲間入り後は髪型を大きな三つ編みのおさげに変え、服装も小綺麗なものになった。
シオンとエマの娘のような存在であり、関係性は良好。周囲に自慢の娘として紹介される場面もある。
掌喚魔法『魔神連鎖』
「しょうかんまほう デスコンボ」と読む。
何かを複数回連続で殴ることで発動。自分の拳を魔力を帯びた強力なものに変化させる。殴った回数に応じて召喚される拳と能力が変わる。
習得のための儀式は「巨大な岩を100万回殴り続ける」こと。普通ならルーのような少女では達成できないほど過酷な儀式であり、同系統の魔法を使うガーネットから称賛されていた。
シンデレラ・フィーバー
100回殴ることで発動する奥義。最強の破壊拳「冥王(プルート)」を掌換する。
あまりにも強大な力ゆえに、発動中は肉体・精神ともに活性化して18歳相当まで成長する。
手の甲に数字の100が刻まれ、それが切れるまでだがあらゆるものを破壊する強力なパンチを放てる。数字は基本的にパンチ1発で1減るが、複数発分を1発のパンチに乗せるなんて芸当も可能。