語源
小説『マリア様がみてる』シリーズから発生した用語。
「マリア様がみてる」シリーズの第10巻にあたる「レイニーブルー」では、それまで穏やかな関係を保っていた登場人物達の不和が書かれ、かつその巻では問題が解決せずに終わった。そのため、次巻「パラソルをさして」発売までの間、多くの読者が苦しみに苛まれながら3ヶ月を過ごした状態を、「レイニー止め」と称した。
あるいは、読者をわざとそのような状態に仕向ける行為(新規読者にあえてそこまでしか与えない、など)のことも指す。
このような手法は、一般的には「引き」「引っ張る」「クリフハンガー」と呼ばれている。
派生
pixivにおいては、連載ものの漫画やイラストにおいて、読者をやきもき・ハラハラさせたりする引きが行われている時に付けられる。語源ではかなり長期間の間が空いたが、現在では時間はあまり気にされないことが多い。
その苦しみに耐えることで、より大きいカタルシスを得られる…のかもしれない。