CV:石毛佐和
概要
劇中ギンタ達が初めて遭遇したチェス(もう一人はイアン)。一人称は「ロコ」。
小学生くらいの少女のように見えるが使用するダークネスÄRMの影響で若返るという呪いを代償にしているため実年齢は32歳。
しかし、副作用が及ぶダークネスÄRMの効果はキョーレツで、呪いの藁人形に撃ち込まれた相手は全身に激しい激痛が走るドクササコも真っ青な拷問のような責め苦を与え、それも常人なら2本で軽くアナフィラキシーショックで死ねるほどの威力を持つ。さらにストックは最大5本まであるのが恐ろしいところである。
無表情かつ無感情で「ちゃん」をつけられることを嫌う。酒は飲める年齢だが飲まない。
ウォーゲームに参加しナナシを相手にダークネスÄRMを総動員し勝利を収めるが結果は辛勝、更に手心を加えられていたため(ナナシは常人なら2本で死ぬハズの杭を3本打ち込まれた状態で、動きを止めていたダークネスÄRMをホーリーÄRMを使用せずに精神力だけで打ち破り破壊した上に、更に2本の杭を打ち込まれ全ての杭を打ち込まれた状態で雷のÄRMを発動し、ロコに当てていれば勝てる状況でワザとダークネスÄRMの呪いの藁人形だけを破壊し、結果として力を使い果たして気絶したために敗北した)「試合に勝って勝負に負けた」状況だった。
ただ、副作用を恐れることなくためらいなく5本フルバーストで撃ち込んだのに、ナナシは見事に耐えきって生き延びたので、そもそもからそれは相手になっていなかったことの証左である。
(話題はそれるが、そのナナシの5本フルバーストで殺せなかった耐久力から、基本的にゲーム作品でナナシは防御力の高いキャラとして扱われることがほとんどである。)
それからは反動で以降のウォーゲームに参加できずに終わる。
アニメ版ではなぜかシャトンと共にコンビを組むことになり様々な任務に参加し散々な目にあいすっかり漫才コンビに、しかしシャトンに対して情が移り力を使いつくし赤ん坊になってしまう(精神は元のままだが)。
シャトンを母親役に、そしてなぜかアランを父親役にするという構図ができてしまう。
また、ナイトであり上司に当たるハロウィンのことは(アランとハロウィンを同時に応援したシャトンに対し)「チェスが勝てばメルは負ける。それともハロウィンが敗れるとでも?」とコメントしたり、アランが勝利した後ぶっ飛んでいたハロウィンの方向を物憂げに確認する、想い人のことを女子キャラクターたちが考えている映像が続く第7期ed
「もう心揺れたりしないで」において誰かのことを考え、写真を見つめるロコの図が挟まれており、どうやら(アニメ版では)異性としてかなり意識していた様子。
シャトン共々、アニメ版において恋愛関係、親友関係など様々な掘り下げが行われたキャラと言える。
シャトンとの力関係について
さて、アニメ版では前述の通りバーターでの組み合わせが増えたロコであるが、最後のオープニングの冒頭で、砂漠でうだってだれたシャトンに引っ付かれて
うっとおしく思ったあまりブチギレて感情的に、それも自信に副作用が及ぶ本来なら軽い覚悟では使えないはずのダークネスÄRMをいとも簡単に打ち込んでしまってシャトンを悶絶させたのだが…
本来シャトンはルークのロコより格上なビショップ、それも実質ナイトクラスに匹敵する実力者たるビショップ三人衆の一員たる強豪な筈なのに、そんな格下の相手に純粋に力でねじ伏せられてしまっているのである。
そこは腐ってもロコは年長者としての面目があったのか…案外チェスの兵隊って実際の実力や出世スピードよりも年功序列にこだわるみみっちい風習があるのかもしれない。
それ以上に、何度も言うが、本人も代償という名の対価を支払って発動するダークネスÄRMをお仕置き目的で軽く使えてしまうロコの精神力の凄みこそ称賛されるべきかもしれない。
実際そのオリハルコンメンタルは赤ん坊に逆戻りしてまでシャトンの愛しの殿方・アランを助けるために力を使い果たす覚悟をしかと決めている。
このように、ロコは見た目と精神年齢がとことん一致しないある意味ギャップ萌えの究極の体現者と言えるキャラなのである。