概要
2000年12月9日にワンダースワンの上位機種として発売された携帯ゲーム機。定価6800円。
ワンダースワン同様、単3電池1本での起動が可能で、電池ボックスはワンダースワンのものを使い回すこともできる。
ワンダースワンとの最大の違いはカラー液晶を採用し、カラー表示ができるようになったことと、起動時の音量を設定できるようになったこと。
しかし、画面サイズ自体は競合するゲームボーイカラーより大きかったものの、(ゲームボーイカラーはおろかネオジオポケットカラーですら採用しなかった)世代としては旧式となるSTN液晶を採用したため暗く、残像が残るため動きの激しいゲームは苦手だった。さらに、電源ボタンに電導ゴムを採用しているため経年劣化で電源が切りにくくなる問題がある。これらの問題が解決されるのは最終型となるスワンクリスタルの登場を待つ必要があった。
周辺機器についてはワンダースワンと同じものをそのまま使うことができるが、ワンダースワンカラー専用ソフトはワンダースワンカラーもしくはスワンクリスタルでないと動かない制限がある。
また、フォルムそのものはワンダースワンを踏襲しているが、実は調整つまみの配置が変わっていたり、サイズもほんの少しだけ大きくなっている、音量の調整段階がひとつ増えているといった細かい違いが見られる。
2024年にワンダースワンカラーを据え置き機化する改造キットが発表される。
「店頭販売は世界初、ワンダースワンカラーを据え置き化するキット「WSCHD」が来月以降に発売」