20XX年 X月 X日
ー新生都市くようこそ
ーここは暖味な世界
ー実りやすく脆い
ー貴方の選択ひとつで全てが変わる
ー世界を壊す か、それとも救うか…
ー貴方ならどうしますか?
概要
亡國のノクターン(ぼうこくのノクターン)とは、350mlは眠い。氏と紅林檎氏主催の一次創作作品である。
現在は参加募集等は行っていない。
世界観
20XX年、X月X日。なんてことの無いありふれた日。
国籍年齢性別様々な少年少女達が目を覚ますと、そこには見た事の無い世界が広がっていた。
元の世界へ戻る方法を探す為、崩壊しかけた都市を修復するか破壊するか。
彼等は2つの一派に分かれ、対立する事を決めた。
用語説明
新生都市(Uncharted city)
崩壊しかけた謎の無人都市。
修復派(Repairer)
崩壊しかけた都市を修復しようと試みる者たち。
しかし、都市を完全に修復しても元の世界に戻れるという確証はないらしい。
破壊派とは事実上対立関係にある。
現在の修復派のメンバーは葉城優、東屋僐、鈴音玲奈、八月一日稔、姫織桜、崎山ユウ、ミツキ、蒼の8人で構成されており、リーダーの名はアルメリア・イグレシアス。
破壊派(Destroyer)
都市を破壊しようと試みる者達。
しかし、修復派と同じく、都市を完全に破壊しても元の世界に戻れるという確証はないらしい。
修復派とは事実上対立関係にある。
現在の破壊派のメンバーはルカ、月野入夏、アイビー・ガーネット、シャルル・ガーネット、叉黒、橋野飛優、琥珀、柴垣玲瓏の8人で構成されており、リーダーの名はミシェル・レイス。
登場人物
登場人物は亡國のノクターン登場キャラクター一覧へ
外部リンク
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ネタバレ
この先ネタバレがあります
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うーん 改めて自己紹介をするべきかな?
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あー…僕はアルメリアだよ。君たちのよく知るアルメリア・イグレシアス。
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この一連の出来事の犯人で、全ての元凶。
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本作の舞台であり、今まで新生都市と呼ばれていた謎の都市の正体は月の世界であった。
そして更に、謎の死を遂げた修復派、破壊派のメンバーたちを殺していたのは、なんと本来修復派のリーダーであったはずのアルメリアだった。
彼女は数年前に自身の恋人であり、ミシェルの双子の兄であるクシェル・レイスを不慮の死により失ったという過去があり、最愛の恋人を生き返らせる為に途方もないような実験を重ね、彼女は遂にある日、恋人を生き返らせる方法を発見する。
彼女は生前クシェルの趣味であった天体観測をもとに、月の世界に人が住めるよう、彼と2人だけで暮らせるよう、世界そのものを改変するつもりであった。
しかしその方法は末恐ろしいものであり、当然アルメリアの計画を阻止しようとする者が現れることは火を見るより明らかだった。
彼女は『いずれ自身の計画の邪魔になるであろう人物』を統計により割り出して、その老若男女問わない少年少女達を10年後の月の世界に集め、1人ずつ殺していくという方法を選ぶ。
彼女は10年後の世界を文字通り自分とクシェルが暮らせるようにするため、邪魔になる人間は躊躇わず殺した。それには叉黒の恋人、ユウの家族、月野の両親なども含まれていた。
…しかし、実はクシェル・レイスは死んでいたが、実体が無いだけで最初から全ての一部始終を見ていた、所謂幽霊であった。
ミシェルは本来の修復派のリーダーであった七緒の修復の力により生き返り、七緒は自身の力でアルメリアの計画を止めるために犠牲になろうとするが、ミシェルは七緒と共に力を合わせ、死ぬ事を決める。アルメリアとクシェルと同じように、二人はなんと両想いであった。
2人の力によりアルメリアの計画を阻止しようとするが、アルメリアには何も影響がなかった。
というのも、2人の力により、なんとクシェル・レイスは再び蘇ったのである。
クシェルは今までアルメリアに想ってもらえて嬉しいということ、それでもこんな形は望んでいないということ、自分は生き返るなんて嫌だからちゃんと生きていたいのだということをアルメリアに伝える。
涙ながらに語る彼の様子を見て、彼女はとうとう、計画をやめにすることを決める。
リーダー2人の力は永遠に続くものではなかったため、クシェルの体はだんだんと朝焼けの空に消えていく。アルメリアとクシェルは、クシェルの体が消えるまでお互いを強く抱き締め合っていた。
その瞬間、ふと聴こえてくるのは優しい夜の音。それはノクターンだった。
その様子を見ていたユウは様々な思いを馳せ、神様は居るのだと感じる。 そして、神に『今までのようなことが起こらない世界にして欲しい』と切に願った。
ユウが目を覚ますと、そこは病院の壁があった。とうとう元の世界に戻れたのだ。
そしてその世界は、あの月の世界での出来事が無かったことになっており、月で死を遂げた破壊派、修復派のメンバーたちやクシェル・レイスも生きていた。
クシェルとアルメリアは変わらず互いを想いあい、皆それぞれの人生を歩み始め、ミシェルは生きようと決意したのだった。