「そんな風に生きていけるのは、人でなしだけだ」
CV:関智一
概要
柳広司著の小説およびアニメ「ジョーカー・ゲーム」に登場するキャラクター。容姿媒体はアニメ版が多い。
アニメでのメイン回は第1.2話『ジョーカー・ゲーム』。
アニメでの身長は176cm。
人物像
大日本帝国陸軍の中尉。上官である武藤大佐の指示により、陸軍内に秘密裏に設立されたD機関に出向。
参謀本部との連絡係を務める。D機関員の様子を査察するなか、常識を超えた彼らの能力に驚愕する────公式サイトより
原作では出向を命じられた当初は坊主頭に軍服のままだったが、アニメでは最初から髪が伸び背広姿で登場する。
軍から教えられた『天皇陛下を現人神として崇拝し、御国と天皇の為に命を賭して戦い、時としては自決も厭わない』という典型的武士道精神と思考を持つ軍人らしい実直な性格。その為、軍人である事を取れば罰金を課されるというD機関の規則(「スパイ養成学校に軍人と分かるものは何人たりとも出入りさせるつもりはない」という理由の他に、軍との軋轢により貧乏所帯だからという理由もある)によりD機関出向当初は罰金の常習犯と化していた。さらに名誉や国家への忠誠心を虚構と呼ぶ結城中佐や、天皇の正統性を審議したり、『名誉の戦死』をイワシの頭だと言って嘲り笑う三好達の遠慮のない発言に憤りを覚えることも多かったが、機関員と行動を共にする中で心情と価値観に変化が生まれ、スパイ疑惑をかけられたジョン・ゴードン邸の一件から「上司の命令を鵜呑みにして死ぬ事」と「家族、友人の為に死ぬ事」の違いを知り、人間として成長した。
特に価値観を変えた存在である三好とは絡みが多く、イラストも大半が彼と一緒である。
また、「思考にとらわれず、その都度の状況によって自分に必要な答えを考え導き出す」ようになってからは、優れた洞察力と判断力で武藤大佐の真の狙いと結城中佐の『偽装』を見抜き、結城中佐からはその能力を見込まれてD機関への勧誘を受けるものの、「自分は軍人であり、必要であれば命を差し出す覚悟が出来る事は変わらない」と言って断る。しかし同時に「駒として使い捨てられたくない」という『本音』がうっかり洩れてしまい、複雑な思いを抱く事になる。(アニメではこのあたりが少し改変されており、確固たる意思のもとD機関で学んだ思考を持ちつつも軍人として生きる事を決める)
ちなみにアニメでは1.2話のみの出番だったが、コミカライズ版ではD機関生達との交流の様子がいくつか描写されている。
なお、『佐久間』タグだけだと他作品のキャラも引っかかってしまうため、検索また投稿時は「ジョーカー・ゲーム」タグ、または本タグを使用することを奨励する。
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