「ここがお前たちの墓場だ」
CV:津田健次郎
概要
柳広司著の小説およびアニメ「ジョーカー・ゲーム」に登場するキャラクター。容姿媒体はアニメ版が多い。
アニメでのメイン回は第8話『ダブル・ジョーカー(前編)』
※アニメでは「幽霊(ゴースト)」と合同話。
人物像
性格は浮ついたところがない好青年で、チェスの腕前はプロ級。
元外交官の白幡樹一郎に、陸軍の機密である〝統帥綱領(とうすいこうりょう)〟を盗読したとの容疑がかけられ、事の真相を探る為に白幡と旧知の間柄である英国領事アーネスト・グラハムに接触する────公式サイトより
本来、蒲生次郎という人物は横浜で「テーラー寺島」の店員として働く一般人なのだが、本編中に登場する「蒲生次郎」はこの一般人に成り代わって行動するスパイであり、「本物の蒲生次郎」は陸軍に身柄を押さえられているとのことで一切登場しない。
原作ではD機関に名を連ねている上に、公式サイトでは早々から名前が掲載されているにもかかわらず、アニメ1話の集合時には蒲生の姿はなく、機関生達の会話にも一切登場していない。
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※ネタバレ
この先、アニメ「ジョーカー・ゲーム」に関する重要なネタバレが記載されています。
アニメ版における彼の正体は、D機関と敵対する風戸中佐率いる陸軍軍人で形成された特殊組織「風機関」のスパイ。
「死」や「殺し」を禁忌とするD機関とは反対に「躊躇なく殺せ。潔く死ね」という真っ当な軍人思考を戒律に掲げているため、ひとたび任務に着くや手段を選ばず行動し、躊躇なく人を殺める冷酷さを発揮する。
ちなみにアニメOPで蒲生が登場する際、銃が放たれ硝子が割れる演出が施されており、遠回しに「敵対者」を意味していた。
しかし、敵組織にもかかわらずD機関メンバーと共に1キャラクターとしてグッズ展開されており、小説などの二次創作では、D機関との二重スパイ(ダブルスパイ)設定としていたり、「風機関解体後、実井の勧誘によりD機関に転属する」または「佐久間の後任としてD機関の連絡係兼雑用係となる」というif設定が使われている場合も少なくない。