BADEND「ずっと一緒」
主人公・美春が保健室に行き、そこのベッドで寝ると、男の子が現れ、起こしてくる。
そして美春は保健室からは出ようとするが、なぜか保健室からは出られない。
それは包丁さんすらも入れない空間に、この男の子が連れてきたからだという。
そして結局閉じ込められ、名の通り「ずっと一緒」となるENDである…
「殺されるのと、囚われるのとでは、どっちがマシなんだろう―――――」
ちなみに、BADENDの中でも唯一死亡しないENDとなっている。
七不思議
その正体は、七不思議の一つでもある保健室に棲み付く亡霊。
昔、病弱でずっと保健室登校していた男子生徒がおり、友達も出来ずに居場所が保健室だけとなる。
病死して幽霊となった後も保健室に憑りつき、一人では寂しいという理由から
それ以降保健室で一人で寝ていて彼に起こされると二度と元の世界に戻ってこれないという怪談。
本人曰く、包丁さんや他の七不思議の怪異から助けたと言っているが、
実際このENDが唯一の死亡しないBADENDであり、他の七不思議でのBADENDでは
包丁さん以上に問答無用で殺しにかかってくるものばかりの為、一応助かっている事には違いない。
それが本当に幸せな結果なのかどうかはかなり疑問ではあるが。
口調や雰囲気はかなり気さく。美春の最初の印象では、
「先輩かもしれないけど、不思議と敬語を使う必要性を感じない」と思われるほど。
正体である自分の怪談も楽しそうにぺらぺら喋るなどやたらとノリがいい。
余談
BADEND「ずっと一緒」は
主人公が閉じ込められるということから「エロゲエンド」
イケメンならいいということから「ただしイケメンに限る」
ベッドで寝てからおこることから「BEDEND」
などと呼ばれている。
なお保健室の子は、ゲーム中では容姿の画像が出ないため、容姿は描く人の好みとなる。
ほとんどの絵が学ランを着ている。
裏設定
※ここからは作者サイトでの掲示板に出された質問・返答をもとに裏設定などのネタバレがあります。
名前は「きみ」。
怪談として語られるほどの存在のため、美春が囚われる以前から既に他の生徒も何人か引き込んでいる。
しかしゲーム本編の時には何故かまた一人になっていた。それまで囚われていた生徒たちは、
「ある意味」解放されているらしい。ある意味とはどういう意味なのかは不明だが…
ちなみに、引きずり込む相手は別に女生徒限定というわけではなく、完全に男女ランダムである。
前述で包丁さんさえ入れない空間と書いたが、実際は包丁さんの能力で空間も切り裂けるため、
その気になれば異空間だろうと入り込むこと自体は簡単に出来る。
ただし空間としての時間軸もかなり歪んだ状態にある為、仮に美春が囚われた直後に突入したとしても
美春や「きみ」のいる空間に出てくるのはその数時間後になる可能性があるらしい。
しかも、「きみ」自身もかなり古い時代から怪異として存在しているため、その間に何度も
過去に呼び出された包丁さんたちを見ており、その帰し方や彼女たちのほとんどの真名も知っている。
よほどマイナーな子が来ない限り、少なくとも万能包丁さんや刺身包丁さん程度では
仮に保健室に入って来られても余裕で対応出来てしまうらしい。