概要
令和2年11月27日(金)に発売/メジャーリリース版公開となる、『初音ミク NT』。メインビジュアルが同年11月5日にて初公開された。
最も特筆するべきは、音声合成エンジンがVOCALOIDでないという点である。
VOCALOID2版発売から一貫してYAMAHA製歌声合成ソフト『VOCALOID』の音声ライブラリとして提供され、いわゆる『ボカロ』の代名詞的存在だった初音ミクだが、NTはクリプトン・フューチャー・メディアが産業技術総合研究所と共同開発した独自の歌声合成エンジンを搭載し、クリプトン社オリジナルのボーカルエディタ『Piapro Studio for NT』上で動作するという、クリプトン社内製のソフトウェアとなった。
『VOCALOID初音ミク』の新型については、今後再び出るとも出ないとも明言はされていない。
だが、「YAMAHAと決別してはいない」「動画サイト等に投稿の際は従来通りVOCALOIDタグを使用してほしい」という旨の発言も見られる。
容姿はこれまでの衣装と異なりフリル付きのふわふわめな衣装、髪のボリュームが大幅に増え、ネクタイではなくなりピンマイクが無くなっている。
イラストはV3、V4Xに引き続きiXima氏に担当されている。更に今回はデザイン担当にRella氏も参加。「波の広がり」をテーマに、iXima氏のベースデザインにRella氏のイメージパーツが加わり完成された。