概要
初音ミクの公式バリエーションの一つ。
正式名称は「初音ミク レーシングver.」。レーシングミクは通称であり、ミクの権利元のクリプトン・フューチャー・メディアが商標登録している。
SUPER GT300の参戦企画『初音ミク GTプロジェクト』において、チームオーナーがグッドスマイルレーシングになって運営体制が再編された際に誕生。
チーム全体のシンボルであり、マシン(愛称:ミク号,ミクさん)やレーシングミクサポーターズ(ミクサポ)と呼ばれる複数人のレースクイーン、周辺設備にも特徴的なブルーグリーンのカラーが反映されている。
主な戦歴・変遷
- 2008年:初出走。
- 2010年:初代レーシングミク誕生 + チーム再編
- 2011年:シリーズチャンピオン(1回目・谷口信輝&番場琢・初音ミクBMW)
- 2014年:シリーズチャンピオン(2回目・谷口信輝&片岡龍也・初音ミクZ4)
- 2017年:シリーズチャンピオン(3回目・谷口信輝&片岡龍也・初音ミクAMG)
- 2024年:姉妹企画「初音ミク レーシングプロジェクト」正式スタート
特徴として露出が多く、日焼けした姿も存在する。
本質はキャラクターなのでグッズ、イベント、食品、書籍などの様々なメディア展開も抜かりなく行われている他、チームの広告塔の役割もこなす。
リズムゲーム「初音ミク Project DIVA」では、2010年~2012年のデザインがモジュール化されている。
初音ミク GTプロジェクト
2000年代・2010年代
- 初音ミク RQ ver.
初音ミク名義のレースクイーン衣装姿。2010年にレーシングミクが誕生するまではこの衣装とV2版衣装で企画に参加している。デフォルトの意匠を持ちながらキャンギャルとしての露出要素を加え高いレベルでまとめた一着。
- レーシングミク2010
言うなれば初代レーシングミク。
2010年に#33 HANKOOK KTRで参戦したときに誕生した。
原案はredjuice氏。
当時のチーム名は「GOODSMILE RACING with COX」。
オレンジ色のメカニック風の無数のポケットが付いたつなぎを着ている。パンツはカボチャパンツ風。右手に持っているのは同色のインパクトレンチ。
後に同じ衣装を着た鏡音リンと巡音ルカも登場。「初音ミク -Project DIVA- extend」に収録される際は新たにMEIKOも登場した。
その際衣装はそのままにメイコは赤、ルカはピンク、リンはイエローとそれぞれ各イメージカラーで収録されている。
- レーシングミク2011
2011年では正式にチームオーナーとして参加。チーム名も上記に変更。
この年、プロジェクト初の年間優勝を飾った。
マシンはBMW Z4 GT3。
またそれにあわせミクも衣装を一新。原案は村上ゆいち氏。
白のハイレグ水着にロンググローブとかなりセクシーなデザイン。
サイドにはスカートのようなひらひらがある。こちらはサイバー感を重視している。
胸が少し大きい(盛りすぎ??)。
- レーシングミク2012
前年の勢いのまま連覇を目指すべく参戦。チームとしては二台体制、でそのうち一台がレーシングミク使用となる。マシンはBMW Z4 GT3の2011年型。
マシン変更に伴いミクの衣装も変化、全体的に白が多くなり上半身にはBMWのフロントグリルを思わせるデザインが盛り込まれている。またシースルー部分が多い。ブーツはセンターでカラーが分かれて内側が白、外側が黒になっている。2011年のデザインに比べると可愛らしいデザインになっている。
衣装デザインは浅井真紀氏、イラストはGAN氏。
- レーシングミク2013
衣装デザインを島崎麻里氏、イラストをsaitom氏が担当。
マシンは引き続きBMW Z4 GT3の2013年型。
衣装はシースルー部分が無くなり2011に近い物になっている。レオタード状のコスチュームと腰周りのパーツから、初音ミクAppendを連想することもある。
本年度よりSUPER GTに加えてパイクスピークなど多方面に渡る応援を始め、マン島TTを応援する「EV MIRAI ver.」、セパンサーキット戦を応援する「セパンVer.」もデザインされた。
- レーシングミク2014
衣装デザインはコヤマシゲト氏、イラストはおぐち氏。腰のファンがモーター感を出している。やはり胸は盛り気味。
この年SUPER GTで2度目のシリーズチャンピオン(#4グッドスマイル初音ミクZ4)にもなった。
前年度に続きパイクスピークチームのMIRAIを応援しており、ライダースタイルの「EV MIRAI ver.」も公開されている。またマレーシア・セパンサーキットに加えて本年度からタイのチャーン・インターナショナルサーキットが参戦し東南アジアが新たな戦場となったことで、「タイver.」として日焼けしたレーシングミクの追加応援イラストが描かれる流れが以降定番化した。
- レーシングミク2015
イラストはタイキ氏。
姫騎士をモチーフとした衣装。右手に持っているのは、あくまで傘であって武器ではありません。
本年度よりロードバイクチームのTeamUKYOの応援を始めており、サイクルジャージ姿の応援イラストが以降追加されるようになった。
- レーシングミク2016
イラストは米山舞氏。
- レーシングミク2017
イラストはTony氏。
この年GTプロジェクトでSUPER GTで3度目のシリーズチャンピオン(#4グッドスマイル初音ミクAMG GT3)を獲得した。この年まで奇しくも3年周期でチャンピオン(2011、2014、2017)を獲得していた。そして最強の痛車の称号を確たるものとした。
- レーシングミク2018
イラストはかんざきひろ氏。この年から開催されたGT300(海外ではGT3等に相当)クラスを対象とした『鈴鹿10時間耐久レース』のみ再びTony氏を起用。
- レーシングミク2019
イラストは杏仁豆腐氏。
2020年代
- レーシングミク2020
イラストはLENA-7氏。
- レーシングミク2021
イラストは森倉円氏。
- レーシングミク2022
イラストはneco氏。
- レーシングミク2023
イラストはトリダモノ氏。
- レーシングミク2024
イラストはモグモ氏。
初音ミク レーシングプロジェクト
- レーシングミク KYOJO CUP 2024
イラストは2023のSUPER GT版に引き続きトリダモノ氏が担当。