人物
普段は戦闘員らしくない年頃の女子らしい控えめな性格なのだが戦闘時では性格が豹変し、罵倒や毒舌を敵味方問わずに誤射とともに言い放ってしまう。
本人もこの豹変は自覚しており、上官からの呼び出しに怯える一方、それらを神機のせいではないかと責任転嫁する場面も見られる。
遍歴
無印
担当声優は安田早希。
ブラスト(大砲系の銃)使いの衛生兵(ただし射程の関係で自身が死にやすい)。
名前の由来は砲台場(後のお台場)とCannon(大砲・カノン砲など)と実にわかりやすい。
高火力のブラスト持ちだが、味方への誤射により自軍の被害を拡大するエキスパート(詳細は後述)。
- 具体的にどうなるか
(自分が)攻撃する→少しコンボ→誤射される→吹っ飛ぶ
→起き上がり中の硬直時間に敵の突進が来る→死ぬ→(場合により)リンクエイド「ボヤボヤしないでよね!」
- 普段とのギャップ
後輩であるプレイヤーに対して敬語を使う。潜在的な才能は十分。お菓子作りという趣味がある。
…はずなのだが、戦闘中は上記の台詞の通りかなり強気であり、戦闘中も衛生兵なのによく死ぬので
とてもそうは思えない。多分神機を持つと性格が変わると思われる。
BURST
担当声優が広橋涼に変更。
NPCのデザインリニューアルに伴い癒し系のルックスに。しかし誤射仕様なのは相変わらずで、戦闘中に誤射した際、「射線上に入るなって、私言わなかったっけ?」というキレ気味の台詞が飛び出すなど、無印である種好評だった二重人格染みた戦闘時と平時のギャップが公式に採用された挙句更に拍車がかかった。
しかもゲーム内データベースの説明には『戦闘になると性格が変わる』と明記されている。
本人曰くミッション中はかなりハイテンションになってしまうとか。
普段の性格は穏やかな女の子と言った風であり、得意なことはお菓子作り。
バレンタインチョコの他調理しづらい配給品から美味なカスタードプリンを作ったりと、良くも悪くも戦闘員には見えない。
BURSTサウンドトラックのボイスドラマでは、戦闘時のテンションの切り替わりが明確に描写されている。
誤射率自体は前作からいくらか低下し、プレイヤー側も吹っ飛び時に受身を取れるようになったことも手伝って、戦闘での誤射は(人にもよるが)「愛嬌として流せる」ようになった。
少なくとも前作程誤射が致命の一撃となるケースは少ない。
作中非常に貴重なブラスト使い(特典キャラを除けば他にブラスト使いのNPCは一名のみであり、しかも隠しキャラ扱い)であり、衛生兵らしく回復弾も撃てるようになっているため、なにげに戦力としては重宝する…はずである。誤射が気にならなければ。
そして、誤射率世界一(フェンリル公認)という肩書きが付いた。
ゴッドイーター2
防衛班の中では唯一の続投。また、本作から汎用神機ではなく専用デザインの神機「スヴェンガーリー(ブラスト)」を使うようになった。
防衛班の再編にともない異動となり、極東支部第四部隊のメンバーとして登場。現在の上司は真壁ハルオミ。
すっかり古参兵になっていたり、戦績が伸び悩み窓際族などと呼ばれる現状に悩みを抱えているようだ。
なお誤射率は相変わらずであり、ブラストの新機構であるオラクルリザーブも加入直後は味方への被害を鑑みて禁止された状態にある。
以前はボブカットだったピンク色の髪は、ポニーテールにまとめられるようになった。
服装もやや露出度が上がり、スパッツも着用しなくなったようだ。
前作ほどではないがそれなりに貴重なブラスト使い。というか、新型使いが激増したため単一属性攻撃に特化できる旧型神器は逆の意味で貴重なのである。
キャラクターエピソードを進めることで様々なスキルやブラッドバレットが解禁されてゆき、衛生兵としてのスキルも多様に習得していく。
回復弾、リンクエイドともに回復量が非常に大きく、OP消費を抑えるトリガーハッピーのスキルや、旧型神機ならではのOP自動回復能力もあいまって回復頻度も高く、ヒーラーとしては非常に頼れる存在になっている。
ただし彼女の代名詞とも言える誤射は健在である上、誤射を防ぐ識別弾などといったものは一切習得しない。
なお戦闘中の性格の変貌は前作に輪をかけて悪化しており、聞く者の背筋を凍らせるサディスティックかつマッドな台詞が山盛りとなっている。
キャラクターエピソードコンプリート後の使い勝手があまりにも悪過ぎたためか、有料DLC「防衛班の帰還」で追加されたサバイバルミッションをクリアする事によって、誤射をしないように調整が入った(してもきちんと謝る)「決意のカノン」が実装される事になった。
ブラッドバレットも封印して衛生兵としての務めに徹するようになり、戦闘中の台詞も一新され、ハイテンションにならないよう自制しているように見える。
GE2RB
2のアッパーバージョンであるレイジバーストにて、NPC専用スキルの『誤射抑制』を所持している事が判明した…が、そのスキルLvはなんとマイナス。つまり、公式から意図的に誤射をしやすい設定にされてしまっていることが判明した。…いや皆気付いてたけど。
他にもエミールなどはこのスキルを持っているが、ちゃんとLvはプラスである。
誤射の多い放射弾などは標準装備で外せず、敵味方識別弾は持たせることはできるが撃ってはくれないのでスキルスロットの無駄にしかならず、欠点は相変わらずである。
本作では「防衛班の帰還」が本編シナリオとして組み込み直されているが、クリアしても決意のカノンが使えなくなっている。しかもそのボイスだけは収録されているため、公式が何を考えているのかがありありと分かる。
だが流石に前作にあった物を削除した事が不評だったのか、後のアップデートで決意のカノン状態になる専用スキルが実装され、専用ボイスも再び日の目を見る事となった。
また2において一度だけ披露したドレス風の衣装が追加され、着せ替える事で何時でもこの姿で出撃する姿を見る事ができるようになった。
GEREO
本作では第2世代神機(刀身:ヴァリアントサイズ、銃身:ブラスト)に更新した「特装服」で登場し、新人GEのアスナ(GE2に登場した元黒蛛病患者の少女)と共にフェンリル本部へ訪れる。
髪型のポニーテールは更に増量し、衣装もホットパンツなどの動きやすさを重視したものになっている。だが、露出した脇腹や(ストーリーの立ち絵では零れ落ちそうなほど)谷間を強調した胸元など露出度は更に上がっている。
他にもGE2、バレンタイン仕様の衣装が実装されている。
外伝作品
- 『side by side』
防衛班結成秘話が描かれたヨゲンメ氏作の外伝漫画において、一般市民だった頃の姿と、新兵として入隊してきた直後の姿が描かれた。
一般人時代にまだ新兵だった頃の大森タツミと出会っており、入隊後は彼を目標としていることが発覚する(ちなみにカノンの方は記憶が薄れていたためタツミが自分の目標だと気づいていない)。
また、彼女が扱っている神機はかつて防衛班に所属していたタツミの相棒で、アラガミから赤子を庇って殉職したマルコ・ドナートが遺したものであることが判明した。
公式設定でもある神機との適合率の圧倒的な高さゆえに、適合試験の際は恐怖で泣いてしまうこともあったが、適合率の低いタツミと異なり、まったく痛がる様子を見せなかった(アニメ版の主人公で、適合率が高すぎていたレンカでさえ適合試験時は痛がっていた)。そのため一時は期待を寄せられるものの、上述のとんでもないほどの誤射ぶりや、ターミナルの情報を学習しなかったことによりカレルを危うく切れる寸前まで追い込んでしまったこと等もあって、自分の不甲斐無さに苦しむ姿が見られた。なんとかそれらの苦難を超えて立派な防衛班メンバーとなったが…………結局彼女が戦闘中に凶暴になる理由は不明なままで、タツミも「どうしてこうなったんだ……」と口にしている。
- 『ノッキン・オン・ヘブンズドア』
こちらでもメールを間違って本来贈る相手の三つ下のアドレスに送ってしまうハプニングを起こしている。
大車が起こした断続的なアラガミ襲撃時には(疲弊した味方の精神面を考慮した)タツミによってオペレーター代理に任命される。
ファンの間では
ファンの間でも、「大馬鹿ノン」「固定砲台様」「誤射姫」「ちゃん様」など様々な愛称で呼ばれ愛されている。
開発陣のツイッターでも「誤射姫」と呼ばれるなど、愛称や特性のネタが半ば公式化している。
それゆえか、第二部隊のメンバーでありながら第一部隊をはじめとするメインメンバーたちを押しのけ、アリサに続いてフィギュア化される程の人気。