概要
四乃山呂算の後妻で四乃山ポルカの母。戸籍上は既に故人らしい。
浮世離れした人だったらしく突如家を離れて占い師を始めたポルカに対し呂算も「お前に似たかねぇ」と不思議には思わなかった。
ここから先はネタバレを含みます
彼女の本名は「カムノシェリン・レドラジャルフ」。異世界人で後の屍神殿「リズディルシア・レドラジャフル」の実の母親であった。つまり二人のポルカは異父兄弟である。
実は屍神殿は転生術の発動の際にある条件を付けておりそれは「自分と同じ一族の新鮮な死体に憑依する」という代物だった事が語られる。つまり四乃山ポルカの肉体に転生した事は偶然ではなく異世界で生まれたとはいえ同じ母の血を受け継ぐ弟という条件に強く引かれる肉体に移った事はある意味必然だったのである。
異世界では最低な夫に子供達共々虐げられており屍神殿が死ぬ直前に兄弟共々奴隷として売られた事を父親の口から明かされている。恐らく売られた折に「サラバモンドの落とし子」の元に流れ異世界から現実世界へ連れて来られるもそこから逃げ出した末に海外で大けがしていた彼女を偶然にも呂算が保護し、後に後妻に迎えられたのが顛末らしい。過去に日本で後の火吹き蟲になる子供たちを処分しようとしていた組織の構成員達から「レドラジャルフ」の名前が出てきたことから恐らく100年もの間逃亡したものと思われる。
しかし呂算と出会った頃には記憶を失っており、時折思い出そうとはしていたがその度に辛そうにしていたとの事。しかし時折熱にうなされては屍神殿の本名を口にしていたらしく何かは思い出していたと思われる。
その為呂算も彼女の過去については何も知らず実の母だと屍神殿の口から聞いた時は驚いていた。
特徴
一族の特徴かとんがった耳の持ち主でありその特徴は生前の屍神殿にも受け継がれていた。
レドラジャルフは精霊眼の一族の末裔であり屍神殿の亜眼もこの血筋が源流だった事が明かされる。実は真ポルカも兄と同じく亜眼の力を引き継いでいた事が判明する。