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概要編集

地下の丸穴とは2chオカルト板から広まったインターネット上での都市伝説の一つである。


ストーリー編集

 時は1991年。とある田舎町に宗教施設が建設された。その宗教施設は東京ドーム2、3個分の広さであり町からすれば知らない者はいないほど有名となったが町の大人達は「あそこには近づくな」「あそこの信者には関わるな」と町の子供たちに釘を刺していた。その宗教施設は周りがすべて高い壁で囲われ、正面には巨大な門があり、門の両端の上の部分に、恐ろしい顔をした般若みたいなものが彫られていた。知らない者がいないほど有名な割には不思議な事に、誰一人信者や関係者を見た事は一度もなかったという。あまりに人の気配がなく特に問題も起きなかった為、次第に町の人たちが宗教施設の事を気に掛ける事はなくなっていった。


 この話の投稿者は高校3年の時に同級生のAから今日の夜に肝試しに行こうと誘われた。投稿者は同級生や後輩(全員男メンバー)を誘うも後輩らは来なかった為同級生のA、B、C、Dと一緒に宗教施設に向かう。投稿者達は宗教施設につく。正面の巨大な門につくも門を開けようとすれば信者や関係者に気づかれる可能性もあるためどうしようか考えているとAが「横を曲がったとこに小さい門があってそっから入れる」と言い投稿者たちは懐中電灯を持って小さな門から施設に入る。とても奇妙な外観をした建物を眺めていると敷地内の隅にある公園にあるような公衆トイレが目に付く。Aがトイレに用を足しに行くと投稿者達はAに呼び出される。3つ並んでいる個室トイレのうち真ん中の個室のみ地下に続く階段があったのだ。Aは投稿者達に階段に降りてみるよう誘われるが不気味に思い断る。するとAは投稿者達を挑発し同級生のCとDのみAと階段を降り投稿者とBは外で待つことにした。帰ろうにも懐中電灯はA達が持って行ってしまったため暗闇の夜道を帰ることは出来ず待つしかなかった。しかしいくら待ってもA達は帰って戻ってこない。するとトイレの外から足音が聞こえ投稿者とBは逃げようとするが左右の個室のドアが開かずこのままでは見つかってしまう為階段を降りることに。階段を降りるとドアがありそのドアの先にあったのは部屋。その部屋の中は電球の明かりのみで部屋の中央には天井からフラフープのような鉄製の輪っかがぶら下がっていた。しかも階段を降りたはずのA達の姿がない。ドアの外から足音が聞こえそれに怯えたBが輪っかに向かって走り出し輪っかをくぐった。しかしBが輪っかをくぐるとBの姿が消えた。どうなっているのか啞然とする投稿者の元に足音が近づいてくる。投稿者は扉から離れ謝ろうと思った。ドアがゆっくり開きドアの隙間から長い白髪に王冠をかぶったしわくちゃの老人が悪意に満ちた満面の笑顔で投稿者を見つめる。話が通じる相手ではないと悟った投稿者はBのように輪っかをくぐった。


 投稿者は気が付くと病院のベッドで目を覚ました。医師は「〇〇君がやっと目を覚ました」と言い、投稿者達の家族らしき人物たちを呼んできた。しかし親と名乗る人物は親ではなく妹と名乗る人物もいたが投稿者に妹もおらず〇〇なんて名前ではないという。投稿者は「誰ですか?私は」と聞くも医師から「二年近く寝ていたため記憶が完全ではない」と言われてしまう。投稿者は病院のトイレに向かい宗教施設に肝試しに行った夜の出来事を思い出した。病院のトイレで用を足し手を洗おうとした投稿者は鏡を見て驚愕とした。なんと顔が自分の顔ではなく全くの別人になっていたのだ。投稿者はその場でパニックを起こし大変なことになったという。それから投稿者は一か月近くその病院に入院し、家族を名乗る人物達や友人を名乗る人物達、学校の先生を名乗る人物達に「僕は○○じゃないし、あなたを知らない」と言い続けるものの記憶障害と片付けられてしまう。AやBなんて人物は存在しないと説得されてしまうものの、みんな投稿者にとても優しく接する。医師や周りが言うには学校帰りに自転車のそばで倒れているところを通行人に発見され、そのまま病室に担ぎ込まれたという。投稿者が目を覚ました世界の情報はどれも聞いた事がないものばかり。「神奈川県」や「お金の単位である円」、「東京都」や「日本」など知らないと言ってもそのつど医師からは、「じゃあ、なんだったの?」と言われるも思い出せない。Aの名前も思い出せず、「同級生の友達」と何度も説明するも、周りからは「そんな子はいない」と言われてしまう。あの施設に入り、あのフラフープに入った話を医師に何度も必死に説明するも「それは眠っていた時の夢」と片付けられてしまう。その会話を続ける内に『自分は記憶喪失。前の人生や世界は全部寝ていた時の夢であり、記憶喪失な上に別人格・別世界の記憶が上書きされている』と信じるようになってしまう。どちらにしろ投稿者にはその人物として人生を歩むしか方法がなかった。退院後家族に連れられて家に帰るが帰る途中で歩く道も街中も初めて見るもの。最初は驚愕とし分からない事に困った投稿者も段々と新しい生活に慣れてきた。だが、その夜あった出来事、地下の部屋の異様な光景、そして何より老婆の不気味な笑みを忘れることはなかったという。


 その年の夏休み、投稿者は学校の課題のため図書館による。本を探していると並べてある本の中にある『○○○○』というタイトルが書かれた宗教施設の本を見つけた。それはあの日の夜に投稿者達が忍び込んだ宗教名だった。驚愕した投稿者はその本を手にとり必死に読む『○○○○』とは、この世界ではかなり巨大な宗教団体だという。元いた世界では名前も聞いた事がない無名の新興宗教団体だったのだが、今いる世界では世界的な宗教団体だという。それから投稿者はその宗教の関連本を何冊も読み漁るが読んだからといって何も変わらず戻れるわけでもなければ、誰かに私の過去を証明できるはずもなく周りに話したところで「意識がなかった時に○○○○が夢に出てきただけ」と言われる為、意味のない行動に終わってしまう。せっかく親切にしてくれるみんなに心配をかけたくないため投稿者は普通に人生を送を送ることにした。


 それから17年の月日がたち投稿者はごく普通のサラリーマンとして働いていた。あの夜の出来事も忘れ普通に生活していたある日投稿者の元に手紙が届く。その内容は、「突然で申し訳ありません。私はあなたをよく知っています。あなたも私をよく知っているはずです。あなたを見つけるのにとても長い時間と手間がかかりました。あなたは△△という名前ですが、覚えていますか?また必ず手紙を送ります。この手紙の内容は誰にも言わないでください。あなたの婚約者にも。よろしくお願いします。」という内容だった。△△と言われてもピンとこなかったが投稿者の以前の名前がその名前であった事を思い出す。手紙が送られてきた事に対しては不思議と恐怖も期待もなく、どちらかというと人ごとのように感じていたものの、手紙がもう一枚送られてきておりその内容は「あなたが知っている私の名前は◇◇です。あなたは覚えていませんよね?どうやらここにはあなたと私しか来ていないようです。今月25日の19時に○○駅前の○○にいるので、必ず来てください。あなたに早急に伝えなければならない事があります。必ず一人で来てください」とかかれていた。投稿者は手紙に書かれていた◇◇という名前が誰なのか一切覚えていなかったが会いに行く事にした。誰がそこに立っていたとしても思い出せないと思うがあの夜のメンバーなら話せば誰なのかが手紙の内容で分かる。そしてその世界で会った妹と婚約者にこの内容を書いた手紙を残し自分の元に手紙を送った◇◇と名乗る者の元へと向かう。出来ればBであってほしいと投稿者は願う。





その後について編集

この話の続きのストーリーについてはこの後の話が投稿されていないので残念ながら明らかになっていない。

しかし、クロネコの部屋ピエロの路地裏では主人公のその後の話である別々のオリジナルストーリーが描かれている。


関連タグ編集

洒落怖 都市伝説

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