概要
ゲーム『天外魔境ZERO』に登場する主人公たちの敵勢力。地獄の王ニニギを頂点とする。
ジパングに降臨したニニギが神獣および人間と共に作りだした種族の一つで、人間や神獣と違ってその多くが異形の姿をしているのが特徴。
高天原からニニギを追って来た火の一族と彼らに付いてニニギを裏切った神獣に対して最後までニニギに付き従い、その火の一族と戦ったが、最終的には敗れてニニギもろとも地獄門の奥にある地獄へと幽閉された(このことから地獄の軍団というのは後付的な呼称である)。
しかし、ニニギが地獄から開放されると同時に彼らもまた蘇って各国への侵略を開始、ジパング全土を恐怖に陥れる存在となった。
人物
- 絶対レイド
地獄の1番隊長。全身が氷でできているような姿をしている。性格は高圧的でやや自信家。ヒガンの祖父・ビャクエンを殺害した。2回目の戦闘では、蟹と龍が合体したような姿に変身する。
- 地獄の赤丸(演:杉山佳寿子)
地獄の2番隊長。非常に小柄で関西弁を喋る。普段は愛らしい外見だが、2回目の戦闘では蛇が巻き付いた大男のような姿に変身する。ひょうきんでお調子者のように見せているが、本性は残忍。
- 狂極の怒鬼
犬のような顔をしている地獄の者。孔雀国を支配して、血の雨を降らせていた。地獄の隊長のようにふるまっていたが、正体は赤丸に仕える副官。
- サラ(砂羅)(演:川口幸子)
地獄の3番隊長。ジュリの妹でみずきの姉。鶴国から水を奪って砂漠化させていた。
とても美人で、物腰柔らかく話し方も丁寧だが、人間を砂の像にしてコレクションとして飾るなど、性格は残忍。戦闘では醜い半魚人のような姿に変身する。ヒガンたちに敗れた後は姉であるジュリに食われて吸収された。後にジュリと合体した姿「ジュリ・サラ」となって、再びヒガンたちの前に立ちはだかる。
- ジュリ(樹里)(演:相馬都)
地獄の4番隊長。ジュリとみずきの姉。600年前、みずきをテンジンの体内に封印した張本人。亀国を樹海で覆い、人々の頭に木を生やしたり、人を樹木そのものに変えるなどして支配していた。戦闘では全身が植物に覆われた姿になる。ヒガンたちに追いつめられた後はサラと合体した「ジュリ・サラ」として立ちはだかる。
- キンギン(金銀)
地獄の5番隊長。虎の顔をした地獄の者で、体のいたるところが機械化されている。地獄の隊長の中で唯一変身はしないかわりに、2回目の戦いではゴールドシルバーという巨大ロボットに騎乗して戦う。元々は「白虎(びゃっこ)」という名の神獣で、犬神とは親友同士だったが、犬神が地獄の軍団を裏切ったことにより決別していた。
- コクビャク
ニニギが火の妖精の卵から作り出した究極兵器。
- ガエン
コクビャクの親衛隊。
- ムゲン
コクビャクの親衛隊。
- スイマ
コクビャクの親衛隊。
- ニニギ
地獄の王。人間や神獣、大地を創造した神であり、本作のラスボス。600年前、地獄の軍団を率いて火の一族と戦争を起こすが、自らが生み出した神獣・人間に裏切られたあげく、火の一族によって地獄門に封印される。