「本当はね、なんだっていいんです。憶えていてくれるなら どんな事だって」
「――え?ああ、いえね。煙草が美味しいなあと思って」
概要
CV:石田彰
天界西方軍元帥。
伸びっぱなしのようなセミロングの黒髪と、度のキツい眼鏡をしているが、優しさと厳しさを秘めた整った顔立ちをした青年である。その風貌はどこか八戒に似ている。
飄々とした掴み所のない性格で、常にマイペースで自分の事にすら全く構う気がないようなヨレヨレの白衣とフケまみれの髪で、端正な顔立ちも台無しである。
階級は捲簾より上だが、軍を率いるときは副官を務めている。彼とは戦場に立つ際は勿論、プライベートでも親友として行動を共にすることが多い。
金蝉童子の友人で、古くからのつき合いがある。悟空からは「天ちゃん」と呼ばれている。
読書マニアで、自分の書庫を持って学書から俗書まで揃えているが、一度読み始めると本の世界にトリップしてしまうため、部屋はいつも本に埋もれている。
整理整頓が苦手なくせに下界からおかしなものを持ち帰るため、部屋はいつも汚い。
掃除は基本的に捲簾にやってもらっているようである。
変人として有名だが、戦場に立った時の冷静沈着な洞察力と戦闘能力は別人のようで、上司である竜王には優秀な軍人として一目置かれている。
捲簾が解任されそうになった時は、抗議し相手を殴り倒したこともある直情派でもある。
悟空、金蝉、捲簾と共に無謀人として天界軍に追われた際は、「ナタク」の囮になると言う捲簾に続いて、悟空と金蝉を逃し、回廊にて天界軍と激戦を繰り広げる。激戦の中、多くの天界軍を葬ったが、力尽き、最後は抄雨と刺し違え死亡。