CV:茅野愛衣
厳格な家庭で育ったクールな少女。エンジェルサファイアに変身する。
「ジュエリーエンジェル!」
「黄昏に煌めく一番星、エンジェルサファイア!」
「夕日と共に、沈みなさい!」(一人名乗り時のみ)
概要
聖チェリーヌ学院の中等部3年生。
天月めぐるとは同じクラス。
姫カット、正面からだとわかりづらいがハーフアップというわかりやすいお嬢様といった容姿が特徴。
如月家がツインエンジェルにゆかりのある家系のため変身の資格を有する。
いつも一人でいることを好み、ツインエンジェルとしての活動にも興味はない。
ツインエンジェルは2人で戦わないと意味がないとするみるくちゃんにとっては悩みの種。
人物
兄がいるようで、後述の動物の動画と兄との電話ではとても表情が明るくなる。
というか兄妹の感情を越えている気がするが大丈夫だろうか・・・
その様子はポジティブなめぐるですら苦笑いを浮かべるレベル。
兄は家系故にツインエンジェルに詳しく、みるくちゃんの協力者でもある。
彼女がめぐるやみるくちゃんの頼みを断る理由は「人と関わるのが面倒」「活動が面倒」と一貫している。
1話でエンジェルローズを助けた戦闘も(描写こそないが)一回目の戦闘に負けたことが悔しくてリベンジマッチをしただけ。そのあとはもう戦わないと宣言した。
編入初日に友達をたくさん作り、絡んできためぐるとは対照的で、友達になりたがるめぐるにも「あなたに興味がない」と突き放している。
しかしめぐるの働きかけによって態度は軟化し、ツインエンジェルとしてめぐると力を合わせたりクラスメイトとも一緒に行動するようになる。
まだ素直になれないところが多く、黒薔薇男について出現場所を地図上に書き、時間や場所に一貫性がないことを告げめぐるに感謝されるが「乗り気じゃない」と否定していた。まためぐるがヴェイルと頻繁に行動するようになった8話や、ヴェイルとヌイを喪った9話ではなかなか素直にめぐるを大切にする気持ちを伝えられなかった。
10話でめぐるがメアリに連れ去られた際、本家・神無月家からめぐるの秘める力と一族の秘密を知り、本部イタリアの応援が来るまで待機するように指示される。
しかしめぐるは大事な友達を奪われたあげく、敵に捕まってしまった。何故そんな目に遭わなければならないのかと悔やみ、「めぐるは・・・めぐるは私の大事な友達です!!」と指示を跳ね返すほどめぐるを大切な友達として助けたい気持ちを素直に表した。
めぐると出会ったことで使命だけではなく、自分の意思でツインエンジェルを続けよう、友達だから一緒にいようと思ったとみるくちゃんに明かした。
自分のせいですみれやみるくちゃんを危険な目に遭わせ、ヴェイルとヌイを死なせてしまったことを悔やみ自分を責め続けるめぐるに、めぐるの正義の味方になりたい、みんなを笑顔にしたい気持ちが自分やヴェイルとヌイを救ったと言い、「めぐるは私の正義の味方だよ」と伝えた。
エンジェルサファイア
エンジェルサファイアはブルーエンジェルの衣装を踏襲したようなレオタードにバックスカート、ウエスト部の帯やネック部のパーツから着物の意匠も見られる特徴的な衣装。
ブルーエンジェルに比べて胸などを強調するデザインではないが、肩などの露出は増えている。
武器は薙刀型で鋭い攻撃を繰り出す。OPでは道場で薙刀の練習をする姿の他に、扇型の武器らしきカットも見られるが11話でついに日の目を見た。扇で払うことで突風を生み出すことができる。
運動神経が良く体を動かすのは好きだが、身体が弱い故に体力がないためすぐにバテてしまうのが弱点。
そのため3話ではその弱点を克服するため体力強化のほか、エンジェルローズに雑魚の掃討を任せることで無駄な動きを減らして敵の要を叩く戦法を身に着けた。
最終話ではメアリが暴走させたインフィニティラバー号を止めるため、お互いを信じる心とチイチ島の大鏡という池が集める大自然の力が味方し、光の翼と闇の翼が交互に一対ずつ、四対展開され宇宙空間まで追いかけた。
隠された一面
大の動物好きで、自室で子犬や子猫の動画を見ている間は顔が綻ぶ。
めぐるが拾って体育館の倉庫に隠していた子犬(のちにルンルンと命名)を見ると構わず写真を撮りまくり、初めて笑顔を見せるほど。
動物を見るためならめぐると動物のふれあいイベントに行ったり、みるくちゃんがレースに出場してくれたらツインエンジェルになると条件を出した。その結果めぐるとの関係が良好になることに繋がっている。
めぐるは寮に住んでいて飼えないためルンルンを引き取るが、ルンルンはめぐるにしか懐いていない。
どのくらい懐かれていないかというと・・・
抱っこは拒否、なでると噛む、皿に出したミルクは飲まない(めぐるが皿を引き寄せると飲む)といった徹底ぶりで毎度のことながらとても落ち込んでいる。
修学旅行でみるくちゃんと一緒にやってきた大金持ちの犬(ルンルンにそっくり)もルンルンと共に引き取られた。
後に何とかご飯は食べてくれるようになった模様。
体質と過去
実はかなりの大食いで、昼食には三重の重箱(内2つには白米がびっしり敷き詰められている)をぺろりと平らげる。1話で「今回は4合しか入れてない」と発言していることから4合の白米では足りないのだろう。小学校時代の回想でも「すぐお腹がすいちゃうから」と発言している。
その重箱の内容を見ためぐるが「おいしそう!」と感想を述べただけで「あげない」と弁当を後ろに隠すなど、食い意地も人一倍。
修学旅行会である5話でもその弁当を持ってきており(しかも倍になっている)、その際はめぐる含め友人たち5人に初めておかずの唐揚げを分けた。
彼女が人付き合いを面倒と思うようになったのも、小学生の頃その弁当(三重の重箱、2つが白米なのも変わらず)を見たクラスメイトに「大食いなんだ、見かけによらないね」と言われ、変かと尋ねると「私たちのお弁当より大きいから」と言われたため。
理由があってのことなのになぜ同じでなければならないのかと考えるうち、人と合わせるのが面倒になってしまった。
関連項目
天月めぐる 相棒?
神無月葵 前作のブルーポジション。