概要
『山海経(海内北経)』や『荘子(達生篇)』などに登場している。
人ような顔を持つ双頭の蛇であり、特に雷音を嫌うといわれている。
詳しくは延維の項目も参照。
読み方には「いい」と「いだ」の2通りある。
また、名詞の他に形容動詞としての用法もあり、こちらの場合「委蛇として続く坂道」のように用い、曲がりくねって長々と続くさまという意味になる。
前述の妖怪との語源的な関連性は不明。
同じ意味合いの二字熟語である、紆余曲折の「紆余」と合わせた「紆余委蛇(うよいだ)」という四字熟語もある。意味は委蛇と同じで、山や林などがうねうねと曲がり、どこまでも連なっている様子を指す。