概要
2019年発売のプレイステーション4用のゲーム「アズールレーンクロスウェーブ」にて初実装された艦船。
作品発表当時からシルエットのみ公開されていたが、4月初旬にもう一人の新キャラ「駿河」と共に全体図が明らかになった。
CWで実装されてから長らくはCW限定キャラであり原作スマホアプリ版の方には未実装だったが、駿河の実装より1年と約9ヶ月遅れて、4周年記念と同時に開催される期間限定イベント『駆けよ 碧海の吹き風』にて期間限定建造で実装された。
その際に史実にて搭載していた『610mm五連装魚雷』(レアリティ:UR)も一緒に実装されたが、こちらはイベント期間中にイベントショップから入手する必要があった。現在は島風共々復刻開催されるまでは入手不可能である。
レアリティは信濃やニュージャージーと同じ最高レアリティであるUR。200回の「天井」が設けられていること、入手時に特別なアニメーション演出があること、デフォルトスキンの立ち絵がLive2D対応である事などはニュージャージーと同じ。
なお原作スマホアプリ版での実装前でも、期間限定イベントでよく登場するKAN-SEN同士が投稿し合っているSNSの「ジュウスタグラム」にて、島風によると思われるラクガキが映っている画像が登場したことがある。
外見・特徴
見たまんまウサギモチーフが随所に見られる重桜KAN-SEN。
重桜KAN-SENは設定上何かしらの動物の特徴を身体の一部に備えているが、島風は単にそれでウサギの特徴が発現したというだけでなく、自らのイメージとしてウサギを積極的に用いているようで、艤装にも自分をモチーフにしたウサミミキャラのペイントを施している。
また、まゆげが赤い麻呂眉に見えるがこれは前髪に施されたペイントで、島風自身の眉毛は別途存在する。
ウサギの目を模したペイントのようだ。
上着の前部ががエプロン状になっており、下には何もつけていない。アプリ版の立ち絵では捲くれ上がって胸が見えそうになっている。
史実の島風が特に速力に優れた駆逐艦であったことから、KAN-SENの島風も特に速力に優れている。加えて優れた聴覚も併せ持つ…のだが、本人が猪突猛進タイプであるためか総合的な危険察知能力は低い模様。
猪突猛進と言ってもただのイノシシではなく、重要な局面では人の話はちゃんと聞くが、普段は考えるより先に動いてしまうタイプ。人の話を聞いたら聞いたで深く考えず言われたとおりにしてしまう面もあり、危険察知能力の低さもあってトラブルメイカー気質はかなり高い。
なお母港で秘書艦にしている時の立ち絵では、時折自身の背後から光の残像のようなものを3方向に発射する。また、爆風がウサ耳型になっている。
着せ替え
日本をモデルにした重桜の目玉キャラクターで、かつスピンオフゲーム「クロスウェーブ」の主人公として本家アプリに逆輸入されたキャラクターという特別性からか、デフォルトの立ち絵を含めて全ての着せ替えスキンがLive2D仕様になっている。
- 「最速バニーの招待?状」
2021年9月の期間限定イベント『駆けよ 碧海の吹き風』にて、島風自身と同時に実装された着せ替えスキン。
見ての通りバニーガール。バーのような施設で飲み物を指揮官に提供してくれるらしい。
- 「不思議の国のホワイトラビット」
2022年6月末からの期間限定ミニイベント『御伽の森冒険記』にて実装。
何人かのKAN-SENが演劇のために何かしらの童話のキャラクターを模した衣装を着ているという設定で、島風は「不思議の国のアリス」をモチーフにしている。
島風がうさぎなので白うさぎの登場する不思議の国のアリスということなのだろうが、時計を持っているのは白うさぎだが、不思議の国に迷い込むのはアリスの方であり、ごっちゃになっている。この事はゲーム内の母港セリフで島風自身もツッコんでいるが、そういう演劇なのだろう。
ちなみにLive2Dなのでタッチしたりするとちょこまか動いてくれるが、それとは別にスカートの前の裾をタッチして上にスワイプするとスカートをめくる事ができる素敵な機能がついている。もちろんパンツが見える。
性能
「速力に優れる」という特徴の通り、ゲーム内でも速力のステータスが高めに設定されている。
殆どの駆逐艦が36~43程度の速力であるのに対し、島風は48となっている。下記の例外を除けば、駆逐艦でこれに並ぶのは綾波改のみ。
ただし史実でも島風を上回る速力を持った駆逐艦は存在しなかった訳ではなく、タシュケントやル・マランが該当する。この2隻はゲーム内でも50を超える速力を持ち島風よりも速い。
ただし島風は自身のスキルにより特定条件下では速力がさらに+3され、タシュケントには並ぶ。ル・マランには追いつけないが。
- スキル1「疾風迅雷」
魚雷攻撃時、斬撃を含む特殊弾幕(最大Lv10)を展開する。この斬撃が命中した敵は3秒間、島風から受けるダメージが3.5%(最大8%)アップする。魚雷が命中した敵は、6秒間浸水状態になる。
斬撃を含む、とあるがスキル弾幕そのものは斬撃のみ。最大3発の斬撃を真っ直ぐ前方に連射する。「魚雷が命中した敵は」の効果は、手動で発射した本来の魚雷攻撃に乗る。
斬撃命中によるダメージアップ効果は3秒間と短いが、斬撃は非常に出が早く基本的に斬撃が先に当たるため、斬撃の2発目以降と島風自身の魚雷攻撃はダメージアップの効果が乗る。基本的にこのスキル弾幕と魚雷を強化するためだけの効果と思って差し支えない。
なお斬撃は徹甲弾属性だが百鬼あやめの斬撃と違って貫通はしない。
- スキル2「電光石火」
戦闘開始から10秒間、または自身の魚雷装填完了から10秒間、以下の3つの効果を適用する。
①島風が受けるダメージを5%(最大15%)軽減する。
②島風の魚雷攻撃のダメージを4.5%(最大12%)アップする。
③味方前衛艦隊全員の速力を3アップする。
これらの効果は効果時間内に再度適用された場合は重複せず、効果時間のみリセットされる。
特定タイミングで攻防走を一度に強化するスキル。
「魚雷発射時」ではなく「魚雷装填完了時」なのでスキルの発動タイミングを任意で調整しづらいという欠点はあるが、上手く魚雷を発射して畳みかける時に発動させられれば大幅な火力アップが見込める。
最大限活用するのなら、敵の出現順と島風の魚雷装填にかかる時間を把握した上で、ボス個体の出現タイミングに合わせてスキルが発動するようにボス出現前に魚雷を空撃ちする、等の工夫が必要。
- スキル3「雷鳴轟々」
①戦闘中、自身の命中が5%(最大15%)アップし、自身が受ける雷撃ダメージを10%軽減する。
②島風が戦闘可能である場合、島風が所属する艦隊以外の艦隊の戦闘中、以下の2つの効果を得る「戦闘開始から30秒後、特殊弾幕(最大Lv10)を展開する」「その艦隊に駆逐艦が編成されている場合、その駆逐艦の雷装を1%(最大10%)アップする」
①は無条件で発動する自バフ。島風は運41とそんなに高い訳ではないので、命中アップは非常にありがたい。
②は他の艦隊への支援スキル。特殊弾幕は魚雷5発を波状に3回繰り返す形。
以上の事から分かる通り、魚雷一点特化のハイスペック火力型。なので活用するには手動操作が望ましいが、URのステータスの高さに加え、1発でも当たれば雑魚がHP満タンから一撃で吹っ飛ぶ威力の雷撃により、雑にオートで放っておいても十分強い。
もちろん、オートでしか使わないのならほぼ何でもできる軽巡みたいな奴とか色んなものを常時垂れ流す奴など適解は他にもあり得るため使い分けは重要。
関連タグ
牛若丸(Fate):中の人繋がりかつ露出や武器、猪突猛進気味な性格と似ているところが多い。因みにブレーキの壊れ具合はこちらが酷い。