CV:羊宮妃那
概要
歩とタケルの幼馴染み。物静かでシャイな女の子だが、何故か催眠術を得意としており、タケルは100%の確率でこの催眠術にかかってはいいように使われている。
タケルから好意を寄せられているが、桜子自身もタケルに好意を持っており、時折読者をもだえ死にさせるような可愛さを見せる。
タケルと共に図書委員をしており、当初は揃って図書室の受付を続けていた。後にうるしと歩の将棋部設立の一歩目としてタケルが将棋部の一員として加入してからも、下手にタケルに横やりを入れさせずに歩の恋路を応援したいという思いに加え、桜子がタケルとの距離が出来ることを望んでいないこともあり、彼をあまり部に顔出しさせないようにしている。
余談
作中での動向
※ネタバレ注意
当初は準レギュラーとしての扱いに留まっていたが、話が進むにつれて、タケルとの恋愛関係が掘り下げられていった。
明確に桜子に好意を寄せるタケルとは違い、以前より彼に対する無自覚な好意こそ抱いていたが、それが一般的な「好き」という感情であることには長らく気づいておらず、本の栞づくりの一環として四つ葉のクローバーを探していた際、事故ではあったがタケルに押し倒されることとなり、そこからタケルに対する妙な感覚を覚え始める。
その後、クラスメイトから告白されたことに関し、タケルに相談。「好き」という感情が具体的にどういったものなのかを問いかけた結果、語られた内容がそのまま自分がタケルに対して抱いているものと同じであることに気付き、遅ればせながら自分がタケルへ好意を抱いていたことを自覚。
好意を自覚してからも大きな進展はなく、頻繁にタケルを見つめるようになる程度のものだったが、ある日図書室での作業中に交わしたタケルとの会話を経て彼への好意が更に強くなり、唐突に口づけを交わす。それを知った将棋部の面々から口づけの理由を問われた際は「したくなったからした」と答え、それ以上は語らなかった。
将棋部の夏合宿にも関係者枠としてタケルと共に参加していたが、桜子のある発言を勘違いしたタケルから、夜に話があることを告げられる。
夜中の肝試しではマキの計らいによってタケルと組むことになり、昼間の件について二人きりで対話となったが、タケルが桜子の催眠術を耐え切ったら告白するというルールを曲げられず、催眠術をかける様に頼まれる。どこか呆れながらも催眠術をかけるが、既にタケルから向けられる好意に気が付いていたためか「好きって言って」という告白を引き出す催眠をかけた。タケルは催眠こそ破ったが、告白の代わりに桜子との結婚を望む言葉が誤って吐き出されてしまう結果となり慌てるが、これに対し桜子はすんなりと承諾。遂に結ばれ、まずは恋人という立場からのスタートとなった。
恋愛のスタンスとしては堅物で奥手なタケルとは正反対であり、大胆な行動が増えていく。膝の上に正面から跨ったり、引っ付きたいあまり耐性をつけるという名目で何度も口づけを交わし、クリスマスには性欲を刺激するアロマをプレゼントしようとする(アロマは未遂に終わったが、代わりに自分自身をプレゼントにするため、体に巻き付けるリボンを購入)など、驚くほどの速さでタケルとの距離感を詰めていくようになった。