概要
『あんさんぶるスターズ!』のキャラクター仙石忍×転校生ちゃん(あんず)を組み合わせたNLカップリング。
※作品を投稿する際には、『あんスタNL』タグを併用することをおすすめします。
この記事はあんさんぶるスターズ!及びあんさんぶるスターズ!!におけるストーリー等のネタバレを含んでいます。
「あんさんぶるスターズ!」のふたり
あんず→忍
塩対応
初期のふたりを語る上で欠かせないのがあんずから忍に対する「度を超えた塩対応」である。
例を挙げると、
・「女神」と呼ばれ無視する
・「殿」と呼ばれ殴る(同じ理由で颯馬も殴られていた)
・木から降りられなくなった忍を受け止める、と見せかけ去ろうとした
・「現時点ですでに誰も(忍を)忍者だと思ってない」発言
・週末の予定は、と聞かれ「風邪を引くかもしれないから」という妙な理由をつけて誘いを断る
・出会い頭に頬をつねる
など。ここだけ読めばとんでもない鬼畜の所業である。
(メタ的視点から考えると、アイドルストーリー等2017年前期までに実装されたストーリーに塩対応要素が強いことがわかる。)
ただ決して彼女は彼を嫌いなわけではなく、返礼祭時点で「これも愛情表現」と言っている。
転機は「忍者修行 第一話」。
技を失敗したところをあんずに目撃され、いつものように軽くあしらわれる忍。挽回しようと大技の披露を試みるが、それも失敗し水溜りに突っ込んでしまう。
「転校生殿に......ひっく......良いところを見せたかった、のに......」
「全部全部転校生さんに見られて、恥ずかしくて死にたい......」
(セリフより一部抜粋)
普段無邪気に忍者修行をしているように見える彼から出たとは到底思えない言葉を口にし、その後「転校生殿に冷めた眼差しで見られようとやっぱり諦めきれない」と決意した忍を目の前にした転校生。
「......!転校生殿、拙者を忍者だと認めてくれるでござるか!?」
「その言葉だけで拙者、復活したでござる!」
先述の通り、それまでは「誰も(忍を)忍者だと思ってない」と言っていたあんずの忍に対する認識が変わったのが窺える大事なエピソードである。
余談だが、「頬をつねる」ことに関して冬のクルージングライブ、ショコラフェスで「最近はとんとご無沙汰でござるけど」と言及がある。
なお、アニメ版「あんさんぶるスターズ!」には塩対応エピソードが一切と言っていいほど含まれていない。
猫かわいがり
塩対応とは打って変わってあんずは忍を小さい子供、ぬいぐるみ、あるいはペットのように頭をなでる、抱きしめる、などして可愛がっている。
スーパーノヴァで遊園地に行った際は、当時身長159cmだった彼を見て身長制限を気にしている。(アニメ版の彼女と同一視するとすれば、ほぼ同身長、もしくは彼女のほうが彼より微妙に高いだけにもかかわらず)
また、仕事疲れの癒しのため、忍がぐったりするまで抱きついたり撫でまわしたりしていることもわかっている。
忍→あんず
彼が最初から慕っている衣更真緒と同列の存在であり、「女神」「天使」と呼んでいた。
が、色々な出来事を経て可愛がられ癒しを求められるようになってからは彼女を「甘えん坊」だと評している。最早どちらが年上なのかわからない。
子供あつかいされることに不満を抱いている。
「暗躍!月影の風雲絵巻」
一部のNLクラスタの心に大きな爪痕を残していったイベントストーリー。
事件が起こったのは「雲の巻/第一話」。
家族と触れ合えておらず寂しいからと、(早朝とはいえ人目のある場所で)あんずは忍を抱きしめてしまう。突然のことに驚きつつも、忍は冷静に話を聞き彼女を慮っていた。そこで入学以前の引きこもりがちだったという話を持ち出し、今では自分は家族を寂しがらせている側だと話す。
「だから(自分の家族が)過保護なのは、仕方ないんでござるけど。あんまり何もできない子供あつかいされると、悔しいでござる」
「拙者も、思春期なので」
「あんず殿。良くしてくれるのは嬉しいけど、拙者はぬいぐるみではないでござる」
「ううん。拙者は、あんず殿の『弟』ではないでござるよ......?」
このセリフの直後、偶然現れた千秋が抱きあったままのふたりを見て関係を誤解する。後日彼はこの光景を「微笑ましい雰囲気」だったと語っている。
この会話から忍はあんずに(少なくとも)「子供あつかいしないでほしい」と思っていることが分かるのだが、それを受けた彼女は「プロデューサーとして」アイドルとの距離を間違えた、と落ち込んでいる。「アイドルでありながらこの時だけはただの男子高校生」である忍と「ただの女子高生でありながらプロデューサーとして奮闘する」あんずとの間の、伝わっているようで伝わっていない、もどかしさを感じられるストーリーである。必読です。
「金色の風*励ましのウィッシングライブ」
全あんスタNLクラスタにおすすめされているイベントストーリー。
過労で倒れたあんずのために忍が主体となってライブを企画する、心温まる話である。
優しいながらも切なさをも含むストーリー、是非自分で読んでもらいたい。
「あんさんぶるスターズ!!」のふたり
ESが設立され学院内で会うことも減ってしまったふたりだが、ストーリーの端々からあんさんぶるスターズ!の一年を経た彼らだということを感じられる。
抱きつくまでのスキンシップは無くなったが、頭を撫でる程度は健在。
あんずは、忍をお頭と呼んで可愛がる礼瀬マヨイにはシンパシーを感じている模様。
モーターショウのミニトークでは、
マヨイ「お頭のおかげで毎日が楽しいです。あの無垢な魂、目に入れても痛くないほどの愛らしさですっ♪」
に対する選択肢が
「気持ちはわかる」「頭を撫でたくなるよね」
である。
連絡がつかなくなったマヨイをおびき寄せるために忍の頭にリボンをつけさせた際は、藍良曰く「あんずさんも瞳をギラギラ輝かせて」いたらしい。
「かつての『ぼく』へ」
忍の専用衣装を作ることになったあんずが、彼のために忍者の資料を沢山集めていることがわかる。一年前では考えられない。