概要
主人公周防勇斗の1歳下の幼馴染で、彼のことをゆうくんと呼んでいる。2年前神社での肝試しの最中、とある悪ふざけをした勇斗が目の前で消失し、その後転送先の異世界でも何故か普通に使えるスマホで毎晩電話をかけてくる勇斗と連絡を取り合っている。
好意を抱いている幼馴染が突然異世界に飛ばされ、領主として国の繁栄に尽力し、時には敵国と争っているというにわかに信じ難い事実を一切疑わずに受け止め、彼の身を案じながらも再び戻ってくるのを待ち続けるという健気な性格である。
勇斗が異世界に飛ばされて3年目の年明け、戦の最中敵国の女秘術使いの呪歌(ガルドル)によって強制転送された勇斗が自分の部屋に現れたことにより、およそ2年半ぶりの再会を果たす。その後しばらくは二人で現代の生活を満喫していたが、ある日強制転送直前に勇斗から託されたスマホで電話をかけてきたフェリシアからユグドラシルが再び敵国に攻め込まれ危機に瀕していると連絡を受け、その後密かに再びユグドラシルに戻ると決心していた勇斗を神社に呼び出し、今まで秘めていた好意を全て打ち明けた上で「今度は私も一緒に異世界に行く。」と宣言し、危険に巻き込むわけにはいかないと反対する勇斗としばらく押し問答をするも、彼女の強い決意を受け入れた勇斗が「美月…俺の…俺の奥さんになってください!」「彼女程度じゃ、全て投げうってついてきてくれなんて、とても言えねー…でも、自分の妻になら、キッパリハッキリこう言える…俺についてこい、ってな。だから…俺の奥さんになってくれ。」とプロポーズをされ、突然の事態に少し戸惑った後プロポーズを受け入れて二人でユグドラシルに向かい、紆余曲折を経てしばらく後に10代での結婚が一般的なユグドラシルで正式に勇斗と夫婦になった。