概要
戦闘工兵車は装甲車両の一種で、戦場での活動を前提に装甲化された工兵車両のことである。
工兵は陣地構築や障害撤去といった建設任務を担っているが、銃弾や砲弾片の飛び交う戦場で生身の工兵が建設作業を行うのは非常に危険である。
また、戦車など他の兵力に随伴可能な機動性のある工兵車両も装甲が無ければ非常に危険で、かつては戦車にそのまま工兵機材を載せた車両なども作られたが、使い勝手の悪さから専用の装甲工兵車両として戦闘工兵車が普及することになった。
外見的にはブルドーザーのような排土板を前面につけた装軌装甲車が大半で、これにショベルカーのようなアームや、障害を撤去するための臼砲など、各種の工兵機材を搭載している。