概要
75式ドーザとは、陸上自衛隊の施設科が運用しているブルドーザーである。制式化は1975年、開発は小松製作所。
乗員の乗り込むキャビン部分が装甲化されている装甲車両であり、銃弾や砲弾片飛び交う戦場での陣地構築や障害撤去といった建設任務に投入される。
重量は約19トン、最高速度45km/h、乗員数2人、武装は無いが、74式戦車に随伴できるだけの機動性を持っている。
旧式装備だが、一部部隊では現在も第一線装備として用いられている。また、装甲を有する建設車両であることから、普賢岳火山災害への災害派遣やカンボジアPKOでも使用された実績を持つ。
例のように誰も使わない公式愛称は「ビッグブル」。
隊員からの愛称は「装甲ドーザ」「ドーザ」等。