活動理念
1.漫画を映画、アニメーション、小説に従属するものではなく、独立した表現形式として制作する。
2.今日主流となっている、漫画の映画的手法、記号(効果線、漫符等)の使用を控え、漫画のより高度な表現を追及する。
3.漫画の映画的手法の導入を漫画表現の一つの支流と考え、それ以前の主に戦前の漫画を今日失われた漫画表現の本流と考え、手本とする。
4.以上の点を踏まえた、現代にふさわしい表現形式を用いた制作を行う。
一般的漫画のイメージの、紙にGペンでの制作という固定観念を廃し、鉛筆、ボールペン、墨、パステル等、表現形式をより広くとらえ、自由な表現を試行していく。デジタルでの制作も強く推奨する。
5.漫画表現のルーツを探る。特に絵本と漫画の関係を重要視する。
6.手塚前派が手本とする作家は、ランドルフ・コールデコット、ウィンザー・マッケイ、モーリス・センダック、大城のぼる、椛島勝一、田河水泡などがその代表である。
7.手塚前派が最終的に目指すものは、手塚治虫以前の漫画表現の本流の復活である。