同じ幼馴染みであるにもかかわらず、おとわの心は亀之丞のものであり、
小野家に生まれたが故に、井伊谷を守る為に奸臣を演じなければならなくなり、
その立ち回る様をようやく直虎に認められた、と思ったら、今度はどこの馬の骨とも知れぬ輩に殿の心を取られ、
直虎からの想いは「主従のそれ」であり、挙げ句、自身の想いも「恋慕と主従」の間で揺れ、
そして晴れて「小野の本願」を表に出せた時には、「悲しき運命」が待ち受けていた。
小野政次が、如何にそれらを受け入れようとも、
小野政次は、やっぱり不憫なのである。
そんな小野政次が不憫な作品に、「政次不憫」というpixivタグが付けられている。