概要
本来仕えている人物に嘘や誘導を行い、自らの益の為に操る側近のことである。中には主君の座を狙う者もいる。
主に王様・教祖・皇帝・殿様の部下でそのような行為をする人物への蔑称とされる。
しかし一方でレッテル貼りとして使用された歴史も存在する。
現代でもイエスマンな部下や、他人の告げ口・自分の業績を誇大に報告する部下を奸臣に例えて使われることも。
奸臣とされる人・キャラ
実在の人物
- 趙高:始皇帝が存命中は大人しくしていたが、没後は暗君の胡亥を皇帝に擁立し、手を組んだ李斯すらも抹殺して権勢をふるった。
- 王莽:臣下から帝位の簒奪に成功した。
- 十常侍:後漢末期における12人の宦官。霊帝をたぶらかし、権力を握っていたとされる。
- 高俅:蹴鞠の才能で太尉にまで出世した後は、私利私欲で軍を動かしたり軍費を着服したりしていた。
- 魏忠賢:自らを「堯天舜徳至聖至神」と称し、民衆に「九千歳」と唱えさせることを強要した。政治や軍事はからっきし駄目だったので、明の終焉は決定的にさせてしまった。
- 弓削道鏡:女帝をたぶらかし、皇位を狙ったとされる僧。
- グリゴリー・ラスプーチン:巨根によって宮中の女性を惑わしたとされる怪僧。ロシア版道鏡。