概要
早とちりとは、自分が見聞きしたことに対して、よく聞いたり確認したりしないで思い込みで勝手に分かったつもりになること。「とちり」の語源は2つあり、1つはトチノキの実を含んだ栃麺を作る際に迅速さが必要で慌ててしまうこと。1つは役者が慌てるあまり、間違って舞台に早く出てしまうこととしている。
思い込みが激しい性格や頑固・落ち着きがない気質の者に比較的多い傾向で、知らず知らずのうちに視野狭窄に陥ってることも少なくないが、脳の機能異常も原因になることがある。
そのため、人から本当のことを指摘されて、自分の間違いに気付くことになるはずなのだが、近年では思い込みこそ全てと認識しており、間違いを認めずに逆上する者も増加傾向にある。