概要
CV:森田成一
誕生日は2月9日。血液型はB型。熊本県天草市で暮らす高校生。オーダー。
十年前、手に入れた能力の暴走で大破壊現象を起こし、世界を滅ぼしかけた少年。
「大破壊」 事件以降は能力を封印し、病床の妹・星宮瀬奈と共に静かに暮らしていたが、
日本を支配下に置く国連暫定統治機構の九州支部 “太宰府政庁” からの刺客・紅鈴が現れたことを皮きりに、
太宰府政庁のトップ “十人衆” の起こす世界支配のためのクーデターの首謀者に担ぎ上げられてしまう。
以後、能力で支配下に置いた鈴にたびたび命を狙われつつ、「その道中で余命半年の瀬奈を救うことのできる能力を持ったオーダーと出会えるかもしれない」 と考え、太宰府政庁のリーダーとして暫定統治機構の日本本部のある東京を目指して侵攻中。
家族と「大破壊」
十年前、両親が再婚し、相手方の女性の連れ子である瀬奈と義理の兄妹となる。
新しい母親に馴染めず家に居づらいため、血の病気で病院生活を送る義妹のもとに通っていたところ、彼女と仲良くなった。
同時期、枕元に突如現れたDAISYに 「世界を支配したい」 と願うことで得た能力の暴走により、大破壊現象を起こして世界を滅ぼしかけてしまう。
この災害に巻き込まれて両親は死去。瀬奈と一緒に東京から、病院を経営する叔父のいる天草市に引っ越す。
「大破壊」 以後、自分が事件の犯人であることを隠し、無気力な高校生活を送る。
余命半年の瀬奈の寿命が尽きるまで、隠し通して良き兄貴を演じようとしていたが・・・。
性格と行動
本人いわく 「人より神経が図太い」。度胸があり、機転も利き、戦果を急くより女性である壱与を守ることを優先するなど男気もある。
「大破壊」 で多大な被害を生み出してしまったことに関して罪の意識はあるが、「瀬奈が生きていける世界を創る」 ことが今の自分の 「願い」 であり、それが叶うまで死ぬわけにはいかないと考えている (このことに対し、紅鈴からは 「他人を殺しておいて罪を隠そうだなんて、そんなこと私が赦すかっ!」 、平景清からは 「罪の踏み倒し」 と批判されてもいる)。
また、前述の災害で多数の死者を出した後悔から 「俺は誰かを傷つけるために世界を支配するんじゃねえ」「もう誰も傷付けねえ!」 とし、人命を第一に考え、自分を殺そうとする鈴の命も奪おうとはしない。
人間関係
「大破壊」 で両親を奪われた恨みより紅鈴からは命を狙われているが、エイジ自身は彼女に一目惚れしており、(都合がいいとは思いつつ) 復讐を諦めてくれないかと思っている。
なお、能力の暴走で、アクシデントから彼女を伴侶としてしまう。
十人衆との関係は複雑で、山口侵攻作戦以降、鳴神弁慶やローリン・ライト、壱与とは互いに信頼し合っているが、自分を傀儡の王としか見ていない柊義経や久能マリとは衝突しがち。
また、壱与から好意を寄せられているが、エイジ本人は気付いていない。
能力:拘束する支配者 (バインドドミネイター)
幼少時、世界を支配することで平和にしようとしていた子供番組のヒーロー 『ダイアクジャー』 に憧れ、「世界を支配したい」 と願ったことにより得た能力。
能力像は、アンカーとワイヤーで地に拘束された包帯巻きの怪物。
自身が移動した軌跡を 「領土」 とし、その領土内にあるものにアンカーとワイヤーを打ち込み命じることで、対象を支配することが出来る。
対象は人・物を問わず、重力や空気抵抗まで支配可能。「宙に受け」 というような物理法則に反することも命じることができ、一度した命令はエイジ自身が解除するか、領土外に出てアンカーが外れるまで無効化されない。
領土はオーダーにしか見えず、一般人には視認不可。また、領土に高さの制限はない模様。
弱点は、「能力が及ぶのは物理現象のみで、人心までは支配できない」「対象を支配するには命令を口にしなければならない」「命令が対象に聞こえない状態だと支配できない」「他のオーダーの能力の支配下にある人・物や、オーダーが能力により生み出した物を支配することはできない (但し、そのオーダー自身を支配すれば、対象の支配下にある人・物や能力で生み出したモノも支配下に置くことが出来る)」。
十年前、暴走により世界を滅ぼしかけた能力であるが、それに至る細かいプロセスは不明。
現在は、DAISYにより能力を一万分の一まで制限されている。