曜変天目

ようへんてんもく

陶器の一種でとてつもなく希少価値が高い。

概要

全体的に黒地で、斑点の周りがまるで青・緑・銀色などに輝いている。さながら宇宙に浮かぶ銀河のよう。

中国の天目山で修業した僧が持ち帰った茶碗が天目茶碗と呼ばれ、そのなかでも上記のような美しい模様のものを指す。天目山で作られたわけではない。

現存するのは日本にある3点のみでと言われている。もちろんすべて国宝。

それぞれ東京の静嘉堂文庫美術館、京都の大徳寺塔頭龍光院、大阪の藤田美術館にある。

作り方は伝わっておらず意図的に作ったのか偶然できたのか不明。現在は複数の研究家により再現されてはいる。先述の3点に近い出来のものもあれば遠く及ばないものもある。

サガスカーレットグレイスでは帝国書記官から曜変天目を探してくるようお願いされる。タリアの工房近くに落ちている。見せたら見せたで「どうして簡単に見つかるのよ」と言われてしまう。まあ現実世界でも3点しかないのだから当然の発言かもしれない。