概要
正体不明のGHOST。積極的に人間を襲うタイプではないため、被害が確認されているにもかかわらず誰も発見できていなかった。
現実改変能力
何らかの手段で対象の生物の肉体を透明化する。最初に体の一部が透け始め、そこから徐々に透明な部分が広がっていく。
ミズツブリ校正後、最果が尻尾が透明な猫を発見した時点までの1週間で4件の被害が報告されており、ひふみと最果のクラスメイトである小松慈奈もそのうちの一人。慈奈の場合は手の甲から透け始め、4日目には口元が透けるほどに進行していた。このため慈奈は手に包帯、口元にマスクをつけることで日常生活を送っていた。
猫がしっぽを握られて驚いたこと、慈奈が「歯みがきがムズい」こと以外で特に不便を感じていないことから分かる通り、目には見えないものの実体は存在し、触れることも可能。
このためそこまで危険なGHOSTだとは思われていなかったが……
以下ネタバレ注意
実際の能力は存在感の消去。
要するに存在そのものが初めから無かったようかのようにし、現実世界のカタチまで変える、という力。これにより過去記録されている障例の数は4件だと考えられていたが、これ以上の被害者が存在する可能性が浮上した。
そうして蝶々がGHOSTの正体だと思われていたが、蝶道を辿ることで到達するこの世ならざる場所に佇む存在がGHOSTの正体だと判明。蝶はその何かの花粉を運んでいるに過ぎなかった……
この凶悪さからカテゴリー5(人類の殲滅、世界に終末をもたらす可能性のあるもの)に分類された。
尚ひふみ&最果のコンビにより校正された
ただし、このGHOSTはニュータウン88ヶ所に設置されたシス値計がひとつも予兆しなかったことから、人為的に放たれた可能性が推察されている。