ガルガンチュアの胃袋
がるがんちゅあのいぶくろ
カテゴリー | 2(ニュータウンの外にまで改変を及ぼすが、管理可能なもの) |
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本革製アタッシュケースのGHOST(幅45cm×高さ34cm×奥行11cm、重量2.5kg)。
なんと、かのクエンティン・タランティーノ監督作『パルプ・フィクション』で小道具として使用されたもの。
持ち手の両脇にそれぞれ一つずつ、3桁のダイヤルがついている。ダイヤルの数字は0から9。
雲母坂最果のセカンダリとして運用中。「ガーちゃん」と呼ばれている。
二つのダイヤルの数字を揃えて開くと、その中に特殊な収納スペースが生まれる。それぞれの番号ごとに異なるスペースが存在し、000~999の1000通りのスペースにアクセスできる。
容量はかなりのもので、ミズツブリ戦では大量の水を(恐らく一つのスペースのみを使って)しばらく収納し続けた。収納するスピードには限度があるようだが、水を沸騰させられるまで難なく飲み込み続けたため、無限に収納できるのではとすら思える。それぞれのスペースには一つのものしか入らないのが難点で、生き物の群れなどに対処するのは苦手。
人間を収納することも可能(この時、収納される側の同意は不要)だが、改変力を持つ人間やGHOSTは「入ってもいい」と思っていなければ収納できない。
また、ある程度の知能を備えており、声での指示が可能。「387」などと命令することで内容物を吐き出し、「なんでもいいから武器を出す」「どこでもいいから収納する」などのあいまいな指示にも対応可能。宙に浮いて移動することもできる。自身が不味い、嫌いと判断したものや熱いもの(猫舌のため)は収納してくれない。
特筆すべき点として、収納したものを収納時の状態で維持することができることが挙げられる(作中では、食べかけのどん兵衛をこぼさずに収納していた)。
タイマー機能が搭載されており、最果自身が収納されるときなどに重宝される。
絶対に開けてはならないナンバーがあるようだが……
『パルプ・フィクション』撮影中に内容物が変わる・消えるなどのトラブルが起き、その後スタッフが体調不良を訴えた(副障状によるものと思われる)ため、FBIにより回収された。その後、紆余曲折を経て雲母坂家の所蔵となったが、詳細は不明。