概要
『ゴールデンカムイ』に登場する杉元佐一とアシリパのカップリングに使用されるタグ。杉元が非戦闘下で頻繁に見せるコメディタッチな乙女仕様およびアシリパの高いサバイバル能力、聡明さ、強烈な顔芸により、杉リパ杉、リパ杉等の派生も。
主人公とヒロインの王道カプ。アシリパの年齢は12歳頃(206話シネマトでの撮影が日清戦争以降だったことより)、杉元は二十代前半とのことなので年齢差は(おそらく)12歳ほど。
互いに相棒と称し、杉元はアシリパを仲間として大切に思っており、アシリパは杉元を異性として意識している描写がある。金塊が探し終わったらアシリパは杉元の故郷へ自分を連れていくよう約束させた。
アシリパの祖母は、狩猟が得意で編み物等のアイヌにおける婚姻必須スキルが苦手な孫娘の行く先を案じ、杉元の元へ嫁いでほしいと望んでいるので家族公認の仲である。(アシリパが照れて通訳を誤魔化したので杉元は知らない)
- 1巻から必ず二人で行動を共にする
- アシリパの家に杉元が泊まる
- 同じ部屋で寝る
- 馬に乗る時は必ず一緒
- 後ろから杉元がアシリパを抱えて寝る
- 全裸の杉元がアシリパを抱える
etc…
と普通の主人公とヒロインならば結ばれているような事を二人は恥ずかしがらず当たり前のようにしているのも、ある意味二人らしいと言える
乙女のアシリパ
- アシリパの祖母が杉元に嫁に貰ってほしいと願い出ると耳を真っ赤にした。
- インカラマッに照れる杉元に嫉妬しアイヌ語で「杉元はオソマ(うんこ)を食べる」と吹き込む。
- 杉元が女の為に金塊を探していると知ると不機嫌になる。
- インカラマッと父ウィルクの関係に自分と杉元を重ねる。
乙女の杉元
- 敵の人間をためらいなく殺傷できる一方、動物好きで無暗に殺す事は好まない(リスが好きとの談に、アシリパは「私も(美味しいから)好きだ」と返していた
- 福寿草の花を見つけた白石と一緒に「ヤダかわいい」と和んでいた
- アシリパが語ってくれたヤマシギの恋占いの話に「なんてカワイイお話・・・」と目を輝かせた
- 当時の少女雑誌の記事内容も何故か知っている
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作中での描写(ネタバレ注意)
第87話~90話
「アシリパさんをどこへやった!!」
『不死身の杉元』の異名通り単体で数々の敵を倒し、ときにアシリパと必要に応じて戦い続けてきた杉元。
相棒として信頼し、堅い絆で結ばれた二人であるが杉元はアシリパを大切に思うあまり、彼女に危害が及ぶと怒り狂ったように暴走する。
その凶暴性は増していき、爆発したのが偽アイヌ村事件。アシリパが人質に取られたことを知った杉元は囚人達を倒しながらアシリパを探し求めた。
「アシリパさんけがはないかい?奴らに酷いことされなかった?」
ようやくアシリパを見つけ、心配げに声をかける杉元。
しかし、このとき囚人達はほぼ杉元一人によって皆殺されており、返り血にまみれた杉元の姿と共に、アシリパはあまりの凄惨さに茫然としてしまう。
第100話
前述の、杉本が後ろからアシリパを抱えて寝る回。
杉元の悪人への残虐さを案じたアシリパは幾度も諭し案じてきたものの、そうなるのが必然の状況も同じく繰り返し発生しており、過酷な日露戦争を生き抜いた杉元はそれを受け入れられない。
そして杉元が自我を殺して戦い、帰還しても未だ昔の自分に戻ることができない事をアシリパは知る。彼の好物が干し柿(北海道では実らない)と聞くと…
「杉元も干し柿を食べたら…戦争に行く前の杉元に戻れるのかな」
アシリパの言葉に杉元は涙する。
全てが終わったら、二人で故郷へ行こうと約束を彼らは交わした。