概要
漫画『ゴールデンカムイ』の登場人物、谷垣源次郎とインカラマッのカップリング。
不吉な占いによってアシㇼパのフチ(祖母)に不安を植え付けたインカラマッと、フチを安心させるべくアシㇼパを連れ帰る決意をした谷垣。
二人の関係は当初こそ剣呑ではあったものの、どこか虚無的なインカラマッを谷垣も放ってはおけず、チカパシも交えての珍道中を経ていつしかその仲は急接近。彼女が己の目的のため鶴見中尉と手を組んでいることを知り一時は不穏な仲になるも、屈斜路湖での戦いの最中に溺れた彼女を助け出し、彼女の信じていた「己の死の運命」を見事覆すことに成功。やがて二人は、それぞれの旅の使命を果たした後、共に手を取り合って未来へ進むことを誓い合うのだった。
甘々な恋愛描写などそっちのけで血生臭い戦闘シーンや狂人や変態や野郎の裸が乱れ飛ぶ本作において、ほぼ唯一といっても良い「普通の恋愛関係」が描写されている貴重なカップルである。
なお劇中、ちゃっかりオチウにも及んでいる(インカラマッ曰く「ラッコ鍋のせい」という事になっているが)。
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ゴールデンカムイ 谷垣源次郎 インカラマッ NL 公式カップリングの一覧 金カム男女
※ここから先は23巻以降、および最終回のネタバレを含みます
上述のオチウの結果、インカラマッが谷垣の子を宿していたことが後に判明。
この時彼女は第七師団の手に落ちており、谷垣はこの事実を盾に鶴見中尉に恭順を強要されるも、独力で彼女を救出。月島軍曹の猛追を振り切る最中、産気付いたインカラマッをフチの住むコタン(村)に運ぶが、そこで再び月島の奇襲を受け窮地に陥る。
だが彼を追ってきた鯉登少尉の説得の末、月島の心にも変化が生じ、二人に向けた銃口が下される。
こうして混乱の末、敵であるはずの第七師団の二人に見守られながらインカラマッは無事出産、谷垣は晴れて一児の父となるのだった。
金塊争奪戦が終わり、金塊の情報を知る者も殆どが消えた中、二人は谷垣の故郷・阿仁に戻り正式に夫婦として暮らす。やがて戦いの最中に生まれた長女含め15人もの子宝に恵まれる大家族となった。インカラマッはお疲れ様である。
奇しくもあの二瓶鉄造の子供と同じ人数だが、男女の割合は正反対だった。因みに容貌は長女や弟達のいずれも谷垣にそっくり。谷垣、遺伝子強過ぎである。