ストーリー
『極堂院組』
その名を聞けば、そこらのチンピラはおろか裏社会の親分衆や政財界のお偉方まで震えあがるという伝説の一大極道一家だ。
……とはいえ、それも所詮は昔の話。
今の平和な世にあっては、S県K市にて細々と銭湯を営む、ただの一般家庭。
極堂院の長男・悠一も、どこにでもいるただの一般人に過ぎない……はずだった。
だが、一人の少女の来訪をきっかけに状況は一変する。
彼女―朝緋は極堂院組の有力な分家筋・羽二重組の跡取りで、昔ながらの篤い義侠心あふれる極道娘だった。
近年、一家の衰退により裏社会のタガがゆるんでいるという危機感を抱いた朝緋は、
今こそ宗家を復興させるべしとの使命感を帯びて極堂院家へやってくるのだった……。
キャラクター
羽二重 朝緋(はぶたえ あさひ)
CV:一ノ宮葵
『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』 を地でいく可憐な少女。
やや古風な考えの熱血漢で、時に直情的なところもみせるが、基本的にはのんびり気味の心優しい性格。
恋に関しては一途で健気。相手を立てようとするタイプ。
フランチェスカ・カルディナーレ
CV:冬宮メア
素直クール系不器用少女。
性格はとにかく生真面目だが、それが行きすぎて大ボケに繋がることも。
マフィアとしてボスの片腕となることだけを目標にしてきたため、色恋沙汰にはとんと疎い。
基本的な欲求に乏しく、興味の向く対象は少なめだが、そのぶん好きなもの、大事なものには人でも物でも徹底的にこだわる。
自らがボスと認めた相手の言うことには絶対服従。
蘇芳院 更紗(すおういん さらさ)
CV:北都南
猫かぶりのツインテールロリっ子少女。
かなりドライな性格で、手下などには恐怖政治をしいているが、悠一に対してだけは心を開いて素直に甘えている。
将来の夢は悠一のお嫁さんになること。ふたりで幸せな家庭を築きたいと願っているが、悠一のほうは妹としか見ていないのが悩みの種。
アメリア・カメリア
CV:夏野こおり
陽気なアメリカンギャル。
見た目どおりのオープンな性格で、スキンシップも大好き。
好きだと思ったら、言葉よりも先に行動で気持ちを表してしまうタイプ。
ただしパペットのいない状態では、ひたすら奥手の 「ごめんなさい」 キャラになってしまう。
極堂院 朱鷺子(ごくどういん ときこ)
CV:海原エレナ
物静かな偏愛義姉。
口数は多くないがハッキリと物を言うことがあり、実質組を取り仕切っているのは彼女。
だが、悠一に対しては偏愛的な部分が強く、世間知らずの悠一に偏った知識を教えている。
直接的ではない、間接的な愛に狂おしいほど悶えている。
極堂院 悠一(ごくどういん ゆういち)
この物語の主人公であり、極堂院家の跡取り息子。
とはいえ、今までごく普通の学生として暮らしてきたため、実家が極道ということを後ろめたく思っている。
母親不在のため、一家の家事全般と料理を一手に担っている。
無駄な争いは避ける主義だが、自分の大切なものを守るためなら敵に立ち向かうことも恐れない。
実家は銭湯を経営している。