死美人ドローネ
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しびじんどろーね
死美人ドローネとは創作妖怪の1体。
ドローネを見た男性は彼女のあまりの美しさに、寝食も忘れ四六時中ドローネだけを考えてしまい、やがてやせ細っていく。
そして、真夜中の12時に鏡にドローネが現れるや、鏡の世界の方に行かせようとする。男性が了承し入ると血を1滴も残らず絞り取られ死んでしまう。
恐らくこの妖怪の元ネタの1つには、アイルランドで伝承される妖精・ガンコナーであると推測できる。
ガンコナーは性別こそ男性であるものの、こちらも見た者を一目で魅了する見目麗しい容姿を持つ妖精であり、彼を目撃した女性はその恋心から寝食を忘れ、最終的に自らの経帷子を用意すると伝わっている。
また、血を1滴も残らずに絞り取る美女の怪異 で括るならば、スコットランドで伝承される妖精のブーヴァン・シーも考えられる。
こちらは金髪碧眼の美女であり、複数人のグループで現れて人間を踊りに誘い、それに乗り踊ってしまった被害者の血液を、何時の間にか絞り取り殺すとされる(回避方法は踊るのを避け、代わりに楽器の演奏をすると良い模様)。
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